閉ざされた
長方形のガラス張りの空間。俺はここで一人監視され生きている。
何をしていても誰かが俺を見ている。
食事の時間になると高い天井の隙間から食べ物を落としてくる。いつも同じものだから当然味に飽きてくる。
俺がそれに食らっている間やつはじっと見つめて来る。
何でこんなところに来たかは覚えてない。もう何年も経っていた。今では元々ここに居たのではないかと思う。
でもこれだけは忘れられない。仲間と泳いだあの湖のことを……
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