ひとり

昨日までそこにいたのに

さっきまでそこで横になっていたのに


もういない


かなしくて、悔しくて、でも湿っぽいのは嫌いだったから笑っていたくて


思い出そうとしても後悔か虚無感しか生まれてこない


胸の中に穴が空いたって表現はそのまんまなんだなって思う


もし君がいたら今は何をしている?

横でくつろいでいる?

関係ないって寝床についてる?


こんな妄想したって現実にはならないし

かなしみが薄れることもない


でも君は周りを悲しませるためにいたのではない

ただみんなと楽しく一緒にいたかっただけなのに


『いっしょに遊んだ日々を君はどのくらい覚えてる?』

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