第349話:いかにも中途半端な空戦日記・・・そして今、ガチで有事が来る!

 皆様、こんにちはそしてこんばんは。


 急に冷え込んでジトジト天気にやられて落ち込んでいるまにまにです。


「こんなことではいけない!」


 と、無理して原稿書こうとしたら、設定が大変なことに。


 ◇◇◇◇


 先ほど、このエッセイと創作論の読者で作家仲間様である書籍化作家様に相談をしていました。


 貴族物の小説を!書籍化している方。


 今日から書く予定だったお茶会バトルと、最後の方で出てくる予定のデビュタントシーンを指南していただき。


 こ、これはムズイ。


 いえね。

 ターゲット読者層がごりごりの女性読者作品ならばOK。

 マネして、それらしくはでっちあげられるとおもう。やってみないとわからないけど。


 でも空戦+伯爵令嬢だもんなぁ。


 どうしても先に書いたように、サイコなんでコミカル調なんです。

 そこを分厚く書いてもニーズがない。


 本好きなんかは世界観を作りこんでいるけど、あれは神殿とか政治とかが結構重要な要素だから必要なのであって。


 この空戦日記はそれよりも外交戦略が重要なのです。


 しかし裏テーマで貴族をやっつける革命とか出るかもですから、きちんと作りこまないと。


 なので今日は設定を考えることだけで一日過ごします。

 実はそっちの方が頭使う……


 やっぱ泥縄です。

 もっと時間をかけた方がよかったな。


 でも設定は後からついてくるものだから、書きながらでっちあげるのもありなのか?


 今回は貴族の構造とかしきたりを元にしたお茶会の設定だけど、そのうちいろいろな齟齬がでそう。


 首取り物語のときはおおまかな歴史が下敷きになっていたから楽。


 ではない!

 みんなが知っているから、突っ込まれるのだ。


 ということは「みんなが知らないことを書く」といい!

 本好きなんかそうなのか?


 矛盾を作ってしまう恐れは極端に高くなると思うけど。

 結局、若い人には難しいかも、こういった設定は。

 いや、設定だけなら黒歴史ノートで十分込み入ったことは書けるけど、その上にのせてキャラを走らせて『読んでもらえる』作品にまとめ上げるのは難しいなぁ。


 少なくとも30年前のまにまにには無理でしたね。


 30年前は佐藤大輔ファンで読むだけで満足していた。

(たまに黒歴史ノートを作っていたのは内緒です。ゲームシナリオも)


 それが30年後に結実したのが首取り物語なんですよ。

 だから処女作である程度成功した。


 ◇◇◇◇


 バランスなんですよね。

 何に重きを置くか。


 それをターゲット層を元に決めていく。

 今回はどう考えても貴族物にあまり興味のない方が寄ってきそう。


 どっぷり貴族物に首まで浸かっている人をメインターゲットにはしていない。

 だから表面だけの知識と設定でもいいかも。


 昨日まで考えていた展開では、細かく書くと文字数が全く足りない。

 Web小説である大前提が制約になっている。


 カクヨムコンを視野に入れれば、ある程度書き込まねばならないとは思う。

 でもテンポが悪くなる。


 いかにも中途半端な作品だ。


 もっと奥行きのある作品が書きたかったけど、10万字では無理だ。まにまにには。


 ◇◇◇◇


 有事が来る!

(麒麟がくる。ではない)


 昨日、空戦日記の外交戦略状況を設定していたんです。


 モチーフはロシアなんでロシアの目線で考えていたんです。

 どう考えても「こいつ。かわいそう。周り敵多い」。

 ドイツも同じ「わけもわからず、周囲は敵ばかり」と評した方もいましたが、ロシアも「おびえるクマ」なのです。


 だから「怖いので襲う」習性がある。


 こういうように「相手の立場になって外交や戦略を考える」のは常識です。


 なにも外交戦略だけではなくリアルな生活・仕事でも同じですよね。

 しかし日本の教育制度は、その「相手の立場を考えて外交戦略をかんがえる」という視点を教えない。


 だから、多くの日本人は現在が有事直前だということに気づいていない。


「台湾有事?なんか言っている人いるね。おれには関係~ないね」


 そういう人が多いと思う。


「起きてもどうせアメリカが助けてくれるんでしょ?」


 そう思っている人がほとんど。



 ですが、残酷なお話をしましょう。


『多分アメリカは助けになんか来ませんよ』


 アメリカの予算案は毎年、成立が非常に難しい状況にあることは知っています?

 理由は様々ですが、来年のウクライナ支援の予算は大分カットされます。


 その分、台湾への支援が増えています。


 さらにいうと、アメリカってすでに内戦直前の様相を呈しています。

 社会的にも移民問題でズタボロ。

 通りを麻薬中毒患者がうろうろゾンビのように徘徊している。



 ですが台湾だけです。

 日本には「自分で何とかしてね。ミサイルを臨時に売るからさ。それも自力で作ってね」と取引がされています。


 そして問題はここからです。


 ウクライナはG7諸国にとって【非常に重要な案件】だったのです。

 自分たちの安全保障にとって死活問題。


 天然ガス供給の事もあるし、小麦の事もある。

 だから真剣に支援していた。

 ロシアと事を構える覚悟でやっていたんです。


 だけど台湾有事は?


 まったく死活問題ではありません。

 ついでに最近は中国とも距離を置き始めたG7諸国。まったく問題になりません。


 この極東における【小さな戦争】が死活問題になるのは、台湾と韓国、そして日本なのです。


 だから以前述べたように二正面作戦もできないアメリカは、見捨てる可能性が高い。


 だって国益に関係ないですから。

 アメリカの青年を、自分の息子娘をそんな場所で戦死させたいですか?


 シーレーン。


 それはレーンです。

 特に原油や液化天然ガスのタンカーは数キロに一隻が数珠つなぎで運行されています。


 それがホルムズ海峡を通ってシンガポール沖、台湾沖を通って日本に来るわけです。

 これが台湾近海を通らないで迂回することになっただけで、約二倍の航海になります。


 つまり日本の需要を満たすためのタンカーが二倍に増えるわけです。

 運航に必要な資金も数倍に跳ね上がる。


 タンカー作るのに何年かかるでしょう?

 そして今日本の造船業界は依然と違いほとんど生産量はないです。


 全てが需給関係に合わせて最適化しているおかげで、有事には弱くなっています。



 陰謀論だと決めつける人がいますが、「なぜこのときに勝ち目のない戦をハマスが仕掛けたのか?」考えました?


 自分たちの声明で「中国に教わった手法でやった」とありました。

「情報操作だ」という人が多いです。


 でも歴史を紐解いていくと、一番得する人が実は謀略を仕掛けていた、などという物はザラです。


 台湾有事、起こしやすくなりましたね。


「中国人民軍は、上着陸能力がほとんどない」=「戦車を輸送できる港湾がない」という軍事専門家もいます。


 きっと専門家はあらゆる想定をしていると思いますが、結構戦争って「そんな馬鹿な!?」で始まってしまうものです。


 べつに中国共産党軍が勝たずとも「勝つんじゃないのか?」「がんばればなんとかなる」という、戦前の日本のような考え方で始めることもあると思います。 


 たとえば、ノルマンディ上陸作戦前に小手調べで上陸作戦がありました。

 失敗でしたけど。

(名前忘れた(._.))


 こんなのを平時にやったらどうなります?

 当たり前ですが、周りは大混乱。

 日経平均はだだ下がり。もちろん物価は一気に上昇。

 日本の生活は崩壊します。


 旧日本軍は本来ならフィリピンを押さえたのち、西進して南アジアを開放する下準備を着々と整えていました。そうすれば大義名分とともにインド国民が日本側につく。あの巨大な民族パワーはすごいですよ。そしてイギリスに息の根を止めることができた。


 だがそれをぶち壊した愚か者が海軍にいて。

 海軍の必勝戦略すらぶち壊して、自分の趣味で戦争始めたやつのせいで何百万もの日本人が死んでいった。


 日本国の誇りまで奪って現在の体たらく。


 何が起こるかわかりません。

 何がきっかけてバランスが崩れるかわかりません。


 ですが今現在、着々とバランスが崩れています。


 いつ起こるかではない。

 どのようにして起こるか、だ。


 と言われています。


 そうなるとガソリン・電気の値段、それを使ったものすべての値段は急騰。数倍に跳ね上がるでしょうね。

 試算もあるようです。


 大東亜戦争直前にも総力戦研究所というところが、日本必敗と結論付けたといいますが、総力戦をやればという前提です。

 その時とは比較にならないほど原油・電力に依存しています。


 皆さんもお家の周りで原油天然ガスに頼らないものってどれだけありますか?

 まにまにの周りにはもうほとんどありません。


 カクヨムもどうなってしまうやら。


 そういうことを考えたから「戦争書くの嫌になった」と書いたのです。


 すこしでも明るい未来を見られる作品を書きたいと思いました。


 勇気の出る作品を!

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