38
38
中へ入って少し進むと、洞窟の雰囲気が明らかに変化した。
地面は均され、左右の壁は直方体の小さな石が積み上げられて整然と並んでいる。天井は大きな石板がフタのように被せられて、それが奥に向かって何枚も連なっている感じだ。
やっぱりここは天然の洞窟じゃない。少なくとも内部は誰かによって手が加えられている。
響き渡る僕たちの足音と天板のつなぎ目から滴る水滴の落ちる音――。
すでに外からの音は聞こえてこない。まるで地の底まで潜り込んでいくような感覚。この通路はどこまで続いているのだろう。
「あ……」
やがて目の前には道が左右に枝分かれしている場所が見えてくる。
どちらに進むべきか――。
●左……→18へ
https://kakuyomu.jp/works/16816927860513437743/episodes/16816927860514562460
●右……→14へ
https://kakuyomu.jp/works/16816927860513437743/episodes/16816927860514341938
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます