いいよ、もう

いいよ いいよ もういいよ

君のことなんか忘れるし

いいよ いいよ 忘れるよ

君が望むなら


曇り空が雨を降らそうとしている

冷たい風が髪をなでる

崩れた前髪を指でさっとなぞる

君と行くはずの学校帰りの道のり

そのはずなのに君はいない

昨日のこと、覚えてないわけじゃないんだよ?

「別れてほしい」なんて混乱しちゃうじゃん

その張本人はほかの女の子と下校してるし......

最初から私は『邪魔者』なのかな?


なんで? なんで? わかんないよ

最初から私は邪魔者?

教えて 教えて 教えてよ

一人でいなくなるとか

ずるいじゃん......

なにが なにが いけなかった?

どこが間違いなの教えてよ

きっと きっと 変わるから

今更言っても意味無いの......


灰色の雲が雨を降らした

冷たい風が水を連れてきた

濡れてしまわぬように水色の傘を差した

君の好きな色に合わせたつもりだったんだけどな

昨日のことのように思い出す

君と帰った帰り道

暗いときは駅まで送ってくれたよね

それも建前だったの?

チクチク胸が痛む

チクチク雨が僕を濡らす

チクチク痛いの痛いの

とんでいけ___



ねぇいいの? いいの? 捨てていいの?

君のこと、忘れちゃうよ?

いいの? いいの? 本気だよ?

それでもいいなら

それでもいいなら___


いいよ いいよ もういいよ

君のこと忘れちゃうからね!

いいよ いいよ もういいよ

最初から好きじゃなかったんでしょ?

いいよ いいよ もういいよ

君なんていなくなれ!

いっか いっか もういっか

これでさよなら

じゃあねばいばい

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