第44話 シェアリンエナジー!ありがとうを重ねて

 コロナによって多少予定が乱れたものの、2022年度のプリキュア『デリシャスパーティ♡プリキュア』もクライマックスを迎えようとしています。ローズマリーのイケボにキュンとしたり、パンチ1発にかけるエネルギーに驚愕したり、農林水産省のプリキュアガチ勢なるパワーワードまで出てきたりしましたねぇ。


 最後のそれはなんだ? って話。農林水産省では公式YouTubeチャンネル『BUZZMAFF ばずまふ(農林水産省)』が運営されています。そのなかでメイン進行役を務める『白石』さんがプリキュアガチ勢でして、さらにデリシャスパーティ♡プリキュアが『ごはん』を題材にしてる関係で、なんとびっくり公式で多くのプリキュアコラボ動画が投稿されているのです。内容もけっこーディープなのよ。最新動画じゃ歴代OP、EDを担当した『Machico』氏との対談(かなり深い内容)だったりキュアプレシャスとツーショットしてみたりしてます。まあ、とりあえず見てください。かなーり面白いですよ。


 つまるところのラストバトル。プリキュアたちがラスボスをどう料理してくれるのか楽しみですね!




 ヒーローは遅れて参上するものだぜ! ――ってことで、作画数を増やしてぬるっと参上キュアプレシャス。ほんとにぬるっと動いたな。


 自分の想いを信じて護るために戦う。けっこうシリアスなシーンのはずなんだがメシ食いながらラスボスの話を聞くプリキュアたちに大草原でした。ちなみに、おにぎりを食べて実際にエネルギーになるまで数時間かかります。運動前の食事はなるべく早めに、急ぐなら消化が早いものにするか、いっそのことぶどう糖を直接接種するくらいの気持ちでやってきましょう。まあでもおにぎりはエネルギー変換効率良い方だと思います。おいしいしね!


 オープニング見ながらトリビア話。消化というと胃腸をイメージするでしょうが、実際は『口』も立派な消化器官です。歯で噛み砕き唾液で消化しています。とくに唾液の『アミラーゼ』は小学校の授業で習ったようにとても大事な酵素なので、おにぎりを食べるときは30回以上噛んでしっかり唾液を出しつつ、おこめをしっかり消化しやすいレベルに粉砕しましょう。そのほうが胃腸での消化も捗るよ!


 戦闘中おにぎりでエネルギー補給ってのも草だが、巨大化は負けフラグ筆頭なのよフェンネルさん。しかしおいしーなタウン中のまねきねこ = エネルギー貯蓄装置的なアレを奪われ大ピンチであることにはかわりませんねぇ。


 とはいえ「ぜったいにあきらめない!」というのがプリキュアの名言でございます。そしておいしい食べ物ってのは実にかけがえのないプレシャスな存在です。なにせ"生命"そのものを司っていますからね……世の中様々な独裁国家がありましたが、さすがに食糧を独占しちゃおうぜってのは極端よね。そんなフェンネルさんの意志に反するかのように招き猫があっちゃこっちゃでねこぱんち。1話からずぅ~っっっと気になってたあの巨大招き猫がようやっと謎を解き明かしてくれましたわ。


ジンジャー「計画通り!」


 さりげなくナルちん脱走草。ヒーラーも登場したところで第2ラウンドやってこうか? ちなみにフェンネルはひとりだけどプリキュア勢は『地球上のみんな』だからそこんとこよろしく。




「ありがとう」はこころのあつあつごはん ――アナタは最近だれかに「ありがとう」を言いましたか? 仕事上の礼儀、家族のなかでのちょっとした親切、見ず知らずの人との間で起きた小さなイベント。そういったつながりがほんのすこしずつ重なって、いまプリキュアたちはに『バトンタッチ』しようとしています。そんなプリキュアたちの姿にフェンネル氏、なんかタタリ神的なアレをもじゃもじゃさせています。良心の呵責かな? ――とおもったら違うアレでした。


「なぜわたしを選ばない!?」 ――多かれ少なかれ『承認欲求』はだれもがもつ感情です。それを『悪』とすることはできません。こころをもつからこそ『に認められたい』という思いが生まれます。承認欲求は大きな力になり、やる気や行動力をかきたて成長につながる大事な要素です。それを否定しちゃいけませんし、嘲笑うことでもないのだと思います。ネット上で承認欲求を満たそうとするのだって別に悪いことじゃないんです。ただ嘘つきになっちゃいけないだけでね? ――あと、そういったあれこれを「また承認欲求マシマシなヤツいたwww」みたいに嘲笑うのもなんかアレじゃん? 実はそのウラに『実際に"行動"している人に対する嫉妬感』が含まれてるかもしれませんので、いちどご自身の心を観察してみてください。


 閑話休題。かつてのライバルが仲間になるアツい展開は感涙モノよね。で、前回ちょろっと出してきた『5000kcal』の数字をあっさりぶち抜いたパンチをお見舞いですよおくさん。いちおうケタ数だけ確認しておきますか?


 えーっとわたしが目視しただけで11ケタまでは確認。すべて『0』の数字でした。考察というか妄想みたいなことしてみますか? うーん……ゼロ = 無限大ととることもできるとゼロに見せかけた"異世界への扉"で別世界のパワーも味方につけちゃうぜ! 的なアレも考えられるかもしれない。なんていうアレは置いといて。個人的にはスタッフの『プリキュアの"強さ"はランク付けや数字で決まるモノじゃなく"ココ《ハート》"で決まるもんだぜ!』っていうメッセージが込められているような気がします。数字はただの結果論。


 こういったシーンとは別に『フェンネルを想い涙するマリちゃん』にも感動してるオッサンです。わたしね、わりとローズマリーってキャラ好きだったりする。若い子の背中を見守る姿勢だったり、ちょっとオトナな雰囲気を出すシーンもあったり、その姿を極力子どもたちに見せまいとしていたり――ああいう人こそ、子どもが安心してチャレンジできる環境を作ってくれるんだなぁってオッサンは勝手に妄想してました。そういった意味で、わたしはローズマリーを尊敬してたりします。


 プレシャスの最終奥義は『おなかいっぱいパンチ』でした。いわゆるひとつの元気玉。たくさんの想いが詰まった一撃に無防備のフェンネルさんは為す術なく粉砕。そのまま流れで浄化されていきました。彼方へ消えていくフェンネルを追いかけるゆいでしたがはたして? ――というラスト。それぞれがとう帰着するのかは最終回へのお楽しみになるようです。


 まあ、たとえフェンネルがやさぐれてもマリちゃんが追いかけてくれるさ。


 最終回は例によって後日談的な何かになりそうです。平和になったおいしーなタウンとクッキングダムでレッツパーティーターィ! 的な内容に乞うご期待。ついでに新プリキュアとの邂逅はあるのでしょうか?


 毎年最後になるとさ、なんかこう、プリキュアたちはこの先どんな未来を歩んでいくのだろう? 的な気持ちになったりします。過去には妊娠出産を経験する描写があったり、記憶を奪われても再会して記憶を取り戻したりなどいろいろありました。そういったシーンを見るたびに「もっと彼女たち(とそれを取り囲む人たち)の姿を見ていたい」という気持ちにかられます。そう思わせるほどの魅力が『プリキュア』にはあるのです。


 残り1話。彼女たちの最後の活躍をしっかり目に焼き付けておきますかね。

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