第31話 おいしーなタウンの休日 プリンセスゆい!?

 おんなの子ならだれでも「お姫さまになりたい!」と願う――のかな? わたしオッサンだから知らんけど、まあそういうアレがあるんじゃないかと思います。で、いざって時に助けてくれるヒーローを求めてるんじゃないですかね。


 いやわからんよ、わたしオッサンだから(2回め


 そういう描写は世界的に有名な『セーラームーン』をはじめ、多くの少女向け作品で描かれていますが、プリキュアだって例外じゃありません。メインで扱われることはありませんが、ところどころで助けてくれるヒーローがいたりします。今回は拓海くんにマリちゃんがええポジションに座ってます。まあマリちゃんはどっちかってと『保護者』的な立ち位置かな。


 そういったベタベタな展開もさることながら、最近は異世界転生モノで『〇〇に転生した』系の話が全盛期を迎えているようです。スライムなどのモンスター、悪役令嬢、時には武器などの変化球もありますが、やはりお姫さまに転生した系統は一定の人気を誇っていますね。しかも「婚約なんて破棄してやらぁ!」的なストーリーが受けてるのだとか。これは少子化まっしぐらやろな(ハナホジー


 冗談はともかく、今回はゆいちゃんが『お姫さま』になっちゃう話なんだと思います。さぁて、マナーのの字もないお転婆さんがどんな活躍を見せてくれるのか、楽しく視聴していきましょう。




 一国の姫が訪問する学校ってどんな?


 モデルは学習院かな? まあどうでもいいか。で、その『ほほえみの王女』をひと目見た生徒会長菓彩あまね氏、彼女のセリフに『マイラ』と呼ばれた女王さん、なんとゆいのことを知っているという衝撃の展開。


 え、なに? まさかの生き別れパティーン? あ、OP戻ってる。


 CM中にちょいと検索してみたら、マイラのフルネームは『マイラ・イースキ』だそうです。英語圏としたら綴は『Myra Eski』になるんかね? CM中に調べてもわからんかったわ。


 翌日、なんか豪華なホテルに呼ばれたゆい。例によってフレンドリーなゆいでございます。イースキ島かぁ……聞いたことないな。で、彼女は拓海パパとのつながりでゆいの存在を知っていたらしい。まあ生き別れなんて急展開はないか。


 ってかこいつら日本語しゃべっとるんか? イースキ島の公用語は日本語なのか? ちなみに日本語を公用語と認定しているのは『パラオのアンガウル州』だけです。日本って日本語を公用語扱いしてないの。でもまあ法のあちこちで『日本語を使うよ』的な記述があるから実質公用語でいいんじゃね?


 ちなみに、公用語として認定されてるけど、これ戦時中日本統制下にあった名残であって、現在日本語を使える方はいないそうです。わりと有名なトリビアですが、より詳しく知りたいという方は以下のサイトを参照してみてください。


・東京都立大学大学院 人文科学研究科 人間科学専攻

ttp://nihongo.hum.tmu.ac.jp/~long/longzemi/201503b.pdf


 閑話休題。王女の「いろんな料理をお腹いっぱい食べたい」ワードにだけメチャ同意してたゆいちゃんに草。で、ゆいはおいしーなタウンのおいしいを堪能してもらうため入れ替わってやろうと提案したわけか。なんと無謀な(いいぞもっとやれ


 あまね、苦労するだろうなぁ。いやゆい"キラーン"じゃねえよwww


 王女さま、ちょっとだけゆいより背が高いみたいね。ここでゆいがキャッキャウフフしてもらったおかげで、後々マイラの緊張グセが改善される展開になるとか予想してみる。さて、王女の側近の名は『ゲンマ・イタック』だそうですね……んん? ゲンマイ、マイラ――ちょっとまってね。


 『ゲンマ・イタック』 → ゲンマイタック → げんまい、たく → 玄米炊く。いやまさかぁ……ちょっとまって。


 『マイラ・イースキ』 → マイライスキ → まい、らいす、き → 米、ライス、好き。


 いや、まさかなぁ。


 これ以上考えると深みにハマるのでやめましょう。ちなみに白米はすぐエネルギーにないりゃすく、玄米はさまざまな栄養素を摂れる意味で優秀です。気分に合わせて食べましょう。




 『雲の上の存在が俗っぽい体験にハマる』っていう描写、好きです。お姫さまにはぜひおいしーなタウンを堪能していただきたいところ。準備とか事前調査が大事ってのすごく共感できますねぇ。スポーツでも普段の練習とか戦術の確認とか、そういう『試合前の行動』が最も重要だったりするので。でも、いざ打席に立つと緊張しちゃうもの。こういう経験はだれにでもあるのではないでしょうか?


 イースキ島では親族の王権争いが勃発してると。そりゃあ発言に気をつけるワケだ。こういうの政治の世界じゃごまんとあるよね。なんかの発言ひとつで大ニュースになったりするヤツ。文脈をすべて通したら『意図』とかが伝わるんだろうけど、世の中には切り取りという不可避の力があるんだぜっていう。


 まあ、そういうのを回避してこその立場なんやろなぁ。わたしには到底理解できない世界ですが、マイラはそんな重圧に耐えてお仕事している模様。せめておいしーなタウンではたっぷり食べてストレス発散してもらいたいですね。




 ゆい王女さま? あなた、いくら腹ペコったからといって絵にヨダレ垂らすのはいかがなものでございましょう? っていうかこの描写からしてゲンマ氏気づいたな?


 そしてみんなのヒーロー拓海くん登場。あらさすがだね、ちょっと観察しただけで別人と気づいたようです。で、あまねおうちで昼食会。普段マナーでガッチガチのマイラ氏、食事を楽しむことを知らない彼女に、あまねの兄『ゆあん・みつき』ペアがそっとパフェを進呈。デザートから先に喰わせ速攻マナー破りをさせるお兄ちゃんの鏡である。


 さて、ゆいのほうではイロイロと察したゲンマ氏によるレクチャーを受け、いざ『レストラン・デュ・ラク』へ向かおうってタイミングで、さきほど伏線を貼っていただいた王族争いの香りが。しかしザンネン、そこにいるのはニセ王女なのだ! 王女は今おいしーなタウンを楽しんでおられるのでございます。


 で、王位争いをしてるいとこの『サンザー・イースキ』が登場。うん、なんか散財好きそうな名前だな。今期はじめて戦闘以外の目的で変身したな。まあ過去は『部屋の片付けがメンドウ』とかいう理由で変身したアホもいるのでね。


 変身シーンはしっかり実況されていました。これには王女も困惑。


 いろんな意味で強いは草。


 お、ゆいがいないバージョンの変身ははじめてか? いいッスねぇ。プリキュアの変身シーンって背景もすっげーイイんだわ。キャラクターもぬるぬる動くしね。あまねの笑顔とかとくにぬるぬるだもの。


 これも実況されとるんか(呆


 ん? 屋敷内の描写がすこし暗い雰囲気になってるけど気のせい?


 「サラバ!」からの「だいじょーぶでございます」は草。けどまあ、プレシャスの言葉にゲンマ氏もなにか感じるモノがあったのでしょう。良いお姫さまには良い執事がいるものです。いや庶民のわたしにはわからんけどね。


 大事なスピーチのしょっぱなに声をかけるゆい、ノリノリで手を振るらん、ゆいの口をふさぐここね、周囲に頭を下げるあまね。このバランスがいいんだよ(なにが?


 さて、プリキュアに背中を押してもらったマイラ。おいしいごはんでみなぎるパワー。栄養学的にも『ごはんはえがお』でございます。いま現在のわたしみたいに糖質制限でもしてなければ、ごはんは毎日しっかり食べて、元気モリモリでたのしく活動していきましょうね!


 あ、ごめんヤムヤム、オレンジジュースは糖質たっぷりだからいただけないんよ。チートデイのときに飲むね。




 次回、またまたおいしーなタウンでお祭りがあるようです。その名は『すすれ! ちゅるちゅる☆フェスティバル』。まあ間違いなくらん主役回ですね。


 ! ――黒光りしたフォルムに赤いほっぺ、ひとをバカにしたような面構えは……キサマくまm(ズキューン!


 珍しくヴィランが表れなかった回になりました。それはともかくとして、アナタが『好き』と感じるものはなんでしょうか? 食べ物、遊び、どういう時間に好きを感じる、人にはたくさんの『好き』が隠れています。そういった気持ちを心の奥に押し付けてしまうのはよくないですよね。


 好きなものを好きと言える。好きを共有できる友人がいる。今回の話はそんな『あたりまえだけど大切なこと』を教えてくれた気がします。この気持ちを噛み締めつつ、今週も元気にがんばっていきましょうね!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る