第10話 泣かないでレシピッピ…誕生!ハートジューシーミキサー
シューイチの癒やしの時間、プライスレス。
前回の次回予告にて、なにやら物騒なアイテムの存在が示唆されましたね。ハートはわかる。ジューシーもまあわかる。しかし『ミキサー』って、もしかしてウバウゾーさん粉微塵になって消えてまうの? まさかの物理攻撃?
というボケは置いといて、さっそく視聴していきましょう。
冒頭、例によってナレーションさんの語りからです。おや? 気のせいか、すこしトーンが高くなってますねぇ。
さて、まいどわたしの父性をくすぐってくれるコメコメちゃんですが、前回の変身を経て、自力で歩けるようになったようですね。人間が歩けるようになるのは1年前後ですが、コメコメは数ヶ月で自力徒歩達成のようです。でかいしっぽやなぁ。
かわいい。そしてローズマリーの言葉、すっげーわかる。ってことは、オレもやっぱオッサンなんだなぁと。そして、ゆいのおばあちゃんの遺影が登場。これまで様々な『名言』をもってプリキュアたちを導いてきたおばあちゃん。ごはんは笑顔で食べたいですね。
ゆいのおばあちゃん、伝説のプリキュア説あるで。
オープニング見てて思ったんだけど、東京の『奥多摩』ってオイシーナタウンくらい緑深いのかな? わたしは『日光市』の人なので、わりとオイシーナタウンの緑深さには親近感があったりするんだけど、他の地方についてはよくわからんのよね。
アナタの出身地はドコですか? オイシーナタウンとおなじくらい緑深い場所ですか? それとも、海岸沿いの青々とした世界ですか?
Aパートはじめからヴィランのターンですか。ジェントルー氏が情報収集しているところ、新たに登場したナルシストルーが情報提供してくれるとのこと。
明らかにジェントルーが、プリキュアにありがちな『敵幹部の暴走パワーアップ』イベントになりそうじゃない?
日常ターンでは、なかよし3人組プラス妖精あんどローズマリーがタウン内を巡っておられます。らんらんのアレ、マイケル・ジャクソンだけはわかった。
そして、将来のプリキュアがほぼ約束されているであろう『菓彩あまね』が、偶然にもプリキュア勢と同じメシ屋に入りましたよっと。オムライスは米、卵、トマトケチャップと、なかなかにバランスが良い栄養であります。エネルギッシュに活動したい方、ぜひランチとしてデリシャスマイルしてください。
あ、あまねさん、仕事とプライベートは分けて考える派ですか。公私混同しないのは大事よね。
水に自分の顔を映す遊び、子どものころよくやってた。ジュースのストローをね、ナナメに挿して角度の変化を楽しんでいた子供時代。ちょっとした『ふしぎ』でさえ魅力的に感じていた時代です。
らんもここねも、性格や方向性は異なれ、どっちも研究者になれる素質あるよね。
このタイミングで、プリキュア勢とあまねが互いの存在に気づきました。ジェントルー状態ではないものの、ナルシストルーからもらったアイテムを発動させようとするあまね。『コワレかけの操り人形』ってワード、ただ、あまね自身は自らがブンドル団のいち員であることに違和感を覚えていない。
なかなか難儀な洗脳ですねぇ。
で、らんらん情報によると、あまねの家は『フルーツパーラー菓彩』ってお店をやってるようです。ツンツンしてるあまね、大人の視点から見守るローズマリー、そして主人公ムーブをするゆい。――まだ、反応はいまひとつのあまねですが、いずれ彼女の心にも届くでしょう。
あ、ちゃんと歯は磨いてけよ? その歯で一生過ごすんだからね?
『あまね』のこれからが楽しみとして、いまのところは『ジェントルー』さんにご活躍いただきましょう。あ、意外とふつうのパワーアップだった。じゃあ、プリキュアさんスタンバイよろしくおねがいしまーす。
お、今回から3人同時変身シーンだね。ちょっと前までは、プリキュアになれるのは女の子限定だったんですけどね、数年前に『男の子プリキュア』的なキャラが出てきて、その後のシリーズでは全人類プリキュア的なアレになったのでね、きっとわたしもプリキュアになれ――なんか想像したら悪寒がしたのでやめましょう。
開幕から肉弾戦を繰り広げるみなさま。食後の急激な運動はちょっとね、食べ物を吸収するためにエネルギーを使いたいのでおすすめできないのですが、まあプリキュアだから大丈夫でしょう。パワーアップしたウバウゾーさんに苦戦するプリキュア。勝利演出もなんのそので反撃してくる敵に、さすがにプリキュアも今回ばかりは敗北かぁ~?
っていうね、はい、プリキュア恒例のイベントです。プリキュアたちはね、どんな苦境にも耐えて進み続けるから『プリキュア』っていうんですよ。
今まで助けたレシピッピたちが、プリキュアに力を分け与えます。みなさん、ちゃんと『レシピッピ語』を履修してきましたか? あれはちょっと発音難しいですが「ぴっぴぃ~ぃ、ぴっぴ!」だと意味が違ってきちゃうので、ちゃんと「ぴっぴ~ぃ、ぴっぴ!」と発音するようにしましょう。
うん、なんかごめん。
オッサンのボケはともかく、いよいよ『ハート・ジューシー・ミキサー』が登場しました! まざままな想いをミックスして、必殺の『デリシャス・プレシャス・ヒート』が炸裂。そのままウバウゾーさんを
プリキュアたちは特別な訓練を受けています。良い子のみなさんは、きちんとミキサーをテーブルに立てて利用しましょう。プリキュアのマネをすると床がイロイロとアレなのでね……お母さんに叱られますよ?
そして、自らの意思に葛藤するジェントルー。本来の『菓彩あまね』はどんな子なんでしょうかね? ――ナルシストルーは、まだ『操り人形』をどうこうしようとしていますが、おそらくプリキュアパワーに粉砕される流れだと思います、はい。
ふと思った。プリキュアって一戦でどんくらいカロリー消費するんだろう?
無事ウバウゾーをやっつけたことですし、その流れでクッキングといきましょう。で、登場したのは、女子中学生の手のひらサイズをゆうに超えたバケツ? 的なモノで作られた『巨大プリン』でございます。
通常の『プリン』を大きくしただけっていう扱いにして、ちょっとカロリー計算してみましょうか? ……うん、まあ、彼女たちはめいっぱい運動するからOKということにしましょう。
よく「デザートは別腹」とか言われるけど、腹に別もクソもないのでしっかりお腹に溜まります。なので、しっかり運動してしっかり消費しましょうね? 本当の意味で『お腹』に溜めたくないでしょ? ――ハート・ジューシー・ミキサーは『想い』を材料にするオンリーで、物理的な材料は故障の原因になるそうです。
次回予告。次回は女子中学生の日常ターン。実力テストだよ☆ みんなの学力がよくわか――あー、ゆいとらん、おバカの子なのね。まあここねの頭脳は察するけど、キミらふたりともソッチ側だとは思わなんだ。てっきり、どっちかがおバカでどっちかがフツーかと。
ゆいちゃん。実力テストで「力を合わせてガンバロー!」はカンニングと受け取ってよろしいか?
らんらんの「ほえほえほぇ」は、ちょっと『ドラコケンタウロス』を思い出したわ。メガドライブ時代の『ぷよぷよ通』なんだけどね……あ、世代が違い過ぎて今の若い子にゃ通じないか。えーっと(長くなるので省略
注:ここからは個人の妄想になります。
ゆいの『キュアプレシャス』ってあるじゃん? シリーズ最初のほうにも書いたけど、プレシャスって日本語訳だと『尊い』的な意味になるわけよ。高価的な意味もあるし、かけがえのないものっていう意味でも使われる。で、今回のプリキュアは『食べ物』がテーマ。
食べ物を尊いものとして扱う。日本においてこの価値観を表しているのは「いただきます」という言葉でしょう。いただくは頂く。つまり『アナタの命を頂戴します』と考えることができる。そういった意味で、キュアプレシャスは『食』というかけがえのない、全ての『命』を司るプリキュアなんでしょうね。
さて、2015年から『SDGs』という言葉が生まれました。これは、世界の様々な問題を提示し、国際連合が「"持続可能な開発"を実現するために、これらの目標を鑑みて開発を行っていきましょう」と定めたものです。
・17の目標
・169の達成基準
・232の指標
この中に食料問題も含まれており、以下の目標として掲げられています。
目標2:飢餓をゼロに
――飢餓を終わらせ、食料安全の保障、および栄養改善を実現し、持続可能な農業を促進する。
目標12:つくる責任、つかう責任
――持続可能な生産消費形態を確保する。
食料というか『人の口に入るもの』という点では『目標6:安全な水とトイレを世界中に』や『目標14、15』も該当するかもしれませんが、とにかく以上のようにまとめられています。SDGsについて興味を覚えた方、わたしも『つれづれグサッ』で書いたりしていますが、より深く知りたい方はぜひ各自で調べてみてください。アナタが考えている以上に『世界』が抱えている問題は複雑で、大きいものです。
上記SDGsのテーマ。プリキュアスタッフが作品に絡めようとしているのであれば、ヴィランの大将である『ゴーダッツ』さんは、たとえば『世界の食糧事情』に関する理由であのようなコトをしているのかもしれません。
たとえば『無惨に廃棄された食料たちの無念』だとか、『クッキングダムは食料潤沢なのに、世界のアチコチでは飢餓に苦しむ人がたくさんいるんですよ!』的なね。
『デリシャス・フィールド』が荒野ってのも気になってます。デリシャスっていうネーミングに遭わなさすぎだしね。ローズマリーとか、あんなナリしてますが、けっこうな闇を抱えていそう。こう考えると、プリキュアにもまた新しい見方ができると思います。
まあ、ぜんぶわたしの妄想なんですけどね。最後に駄文をつれづれしましたが、アナタはどのような視点からプリキュアを視聴しているでしょうか? ――ただアニメを眺めるだけじゃなくて、その描写にどのような意味があるか? なぜあのキャラはあのセリフを口にしたのか? なんて考えてみるのも一興。クリエイターの映像美を堪能するもよし、声優のリアルな感情を表してくれる演技に陶酔するもよし。
それぞれの視点でプリキュアを楽しむ。別の人がどういった楽しみ方をしているのか、それを知るのもひとつの楽しみですね。
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