第12話 魔法魔術解明研究部門
「ありがとうございます。」
俺は裁判所の廊下でヴィートラ博士に言った。
ヴィートラ博士は、ニヒッと笑った。
「私は、君と、聖剣の実力が知りたかっただけだよ。だから…」
後ろから勢い良く首を何者かに叩かれた。意識が…。
「君の成果が楽しみだよ。」
『おい、ユニス起きろ。我輩達、かなり不味いぞ。』
ゼータの声が聞こえた。というかまた、ここ何処だ?
『我輩もお前が気が付いたくらいに目覚めたから分からないが、とりあえずあの博士だろうな。』
そうだった、あの裁判の後か。
「ところで危険って?」
「ニヒッ、気が付いたか青年よ。」
魔法の結界が張っている高台に、ヴィートラ博士は居た。
「あの、ここ何処ですか?」
博士に聞いてみた。
「まあ、聖剣がそこにあるだろう?」
博士は、そう言うと魔法陣の上で浮いている聖剣を指さした。
「その剣を持て、青年。」
博士は、そう言うとニヤッと笑った。
「どこですか!ここはと!聞いているんです!ヴィートラ博士!」
俺は博士に言った。
「はぁ…じゃあ、教えたら実験を始めるぞ。ここは、
「今実験って言いましたよね?え?」
「うるさい、もう始めるからな!」
博士は怒鳴り散らしていた。その時、ブーっと言う音が流れて、魔法陣が浮び上がる。召喚されたのは、
『
ゼータが話すと、腕が勝手に聖剣の方にぃ。
「お、おい、聖剣持たすな。」
俺は聖剣を持って、聖剣は、光り輝いて、なかった。
光ったは光ったのだが、いつものように刃にならない。
「何をやっているんだ!これだから青いガキは、」
ヴィートラ博士は、憤慨している。
「ぜ、ゼータ?これは?」
『我輩にも、分からん。…やばいぞ。』
『「うわあああぁああ!」』
「何をやっているんだ!もういい!」
博士がカンカンに怒ると、周りが暗転した。
再び明るくなったかと思えば、騎士2人組に押されて、外に出された。どうやら上手く研究がいかないと博士は、ほっぽり出してしまうらしい。
「てか、俺、経歴抹消されたんだが。」
『そう…だな。』
俺らは行きずまってしまった。
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