美少女になったのでナンパされに行ったら悪の組織とやらにスカウトされて幹部にされましたブラック企業所属の超絶絶世美少女です
デルタイオン
第1話 美少女転性、ブラック企業就職
「イッタタ…」
ベッドから落ちた衝撃で目が覚めた。最悪な朝である。
「コンタクト…付けたまま寝てた?マジで?最悪…」
そしてコンタクトを取り外そうと目に指を付けた。
激痛。
裸眼だった。
「!?!!!?!??!?!?」
…
え?「え?」
思考と言動が同調して口から言葉がそのまま出る。
…一体。
この鏡の向こうに居る美少女は誰なのだろうか?
~数日後~
「良い匂い…美味しそう」
「あの服可愛いな…ちょっとだけ…」
ワイワイ楽しんで居る超絶絶世美少女が居た。どうも俺こと憐美です。
いや~、数日前に突然こんな宇宙一可愛い美少女に変身してね。いや~!本当にそこの彼女さんより可愛いくなってゴメンね~!!そこの彼氏を一目惚れさせちゃったかな?
HAHAHA!!
いいね~?リア充を可愛さで掻き乱すのは気持ちが良いよ!!
ん?性格が悪いって?いやいや。これは世界の平和の為だよ。そう、世界の平和の為にも君の力が欲しいんだ」
「はあ…」
はい、どこからがこのおっさんの話かはわかりませんが。脳内で語った事のほぼ全てが一致しているのでちょっと怖くなっております憐美です。
なんかリア充共をわからせようと可愛い格好をしてあわよくば他人の金で何か食べたかったのでナンパも狙ってたら突然、法外な話をされてビビった俺です。はい。
どうすりゃ良いのさ?
「あなたの身分証も偽造できますよ?さあ、この契約書にサインを…」
「う~ん」
身分証は欲しい。
けど、一応なんか不思議なぱわ~で元の体には一時的に戻れるんだよな~。
「リア充を滅ぼせますよ?」
「乗った!!」
サインした。
してしまった。
後悔はしていない。実際リア充は大半彼氏は私を応援するオタク。彼女は奪われたショックでヒステリックになってるらしいし。
でもな?国を潰すのが本気だとは思わなかったよ?
しかも命がけだし…
では再度自己紹介して締め括りましょうか。
私はフェンリル所属の魔法少女[マリー・リシュ]一人だけしか居ないと言われるタルタロス隊の隊長。孤独と言われる災厄の魔法少女…になってしまった男である。
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