異世界で俺だけがプログラマー~転生して蘇った前世の知識は魔王級。家族には捨てられたけど、世界法則には気に入られた気がする。帰って来てくれと言われても、もう遅い。プログラム的呪文で最強無双~
第91話 レクティと、難しい道のりと、エアホッケーゲームの中身1
第91話 レクティと、難しい道のりと、エアホッケーゲームの中身1
エアホッケーゲームでワイワイ盛り上がっている所にレクティが訪ねてきた。
マイラの目つきが険しくなる。
マイラ、頼むからレクティと刃傷沙汰を起こすなよ。
「いらっしゃい」
「歓迎するのだ」
「美しい女性はいつでも歓迎さ」
「友達は何人いてもいいよね」
「ふんっ」
マイラが拗ねている。
レクティを奥のパーティションに区切られた所に呼んだ。
「レクティには済まないが、学園を卒業する前に婚約破棄するつもりだ。その、埋め合わせは必ずする」
「そんな事だと思っておりました」
「ごめん」
「謝られると辛くなります。もとは父が言い出した事ですから」
「好きな男性が出来たら、教えてくれ。結ばれるように責任をもって対処する」
「ええ、期待してます」
これで話はついた。
問題はオルタネイト伯爵だ。
それとランシェだな。
オルタネイト伯爵の方は何らかの利を示せば納得してくれると思う。
ランシェにマイラを認めさせるのはどうしたらいいだろう。
功績で認めさせるのはマイラを将軍クラスにさせないと。
案外、婚約者として会わせてみれば、意気投合するかもしれないが、ギャンブルだな。
正直読めない。
常識では無理筋だろうな。
側室さえ怪しい。
愛妾すら無理かもしれない。
俺が王族の地位を捨てて平民になればいいのだろうが。
それは最終手段だ。
アイスホッケーは魔道具化して、いくつか作ってある。
今はマイラとレクティが対戦しているところだ。
仲が悪そうに見えて良いのかな。
「
「負けませんわ」
「このこの」
「ふっ」
白熱する二人はおいといて。
遊戯を魔道具で作れないかな。
テレビゲームみたいな奴じゃなくていい。
バドミントンみたいなので、魔道具のラケットで光の玉を打ち返すみたいな。
光の光線で、身に着けた的を、撃ち抜くのも良いだろう。
考えれば魔法や魔道具の遊戯は作れるはずだ。
人を殺すのではなくてこういうのを作りたい。
「お前、なかなかやるな」
「ええ、次は負けませんわ」
マイラとレクティの勝負はマイラに軍配が上がったようだ。
冷たい果実水を二人に差し出す。
マイラが素早く取って、ニコリと笑った。
競争じゃないのに。
俺は女の争いから逃避する事にした。
そうでもしないとやってられない。
原因を作っているのが俺だからな。
自覚があるだけにつらい。
とにかく逃避だ。
エアホッケーゲームの世界に任せてある中身を作る事にした。
今日は初期設定とフィールド表示だ。
初期設定は。
#define PI 3.141592
void game_init(MALLET *mallet1,MALLET *mallet2,PUCK *puck1)
{
mallet1->x=75.0; /*マレット1を初期位置に*/
mallet1->y=10.0;
mallet2->x=75.0; /*マレット2を初期位置に*/
mallet2->y=190.0;
puck1->x=75.0; /*パックを初期位置に*/
puck1->y=100.0;
puck1->direction=(double)(rand()%360)*PI/180.0; /*パックの動く角度を360度ランダムに*/
puck1->magnitude=10.0; /*パックのスピードを10に*/
}
フィールド表示は。
extren MAGIC *field_make(int imege);
extren MAGIC *mallet_make(int imege);
extren MAGIC *puck_make(int imege);
void field_display(MAGIC *fmp,MALLET *mallet1,MALLET *mallet2,PUCK *puck1);
{
fmp=field_make(IMEGE_BOARD); /*フィールドを板で作る*/
mallet1->mp=mallet_make(IMEGE_DISK); /*マレットを円盤で作る*/
mallet2->mp=mallet_make(IMEGE_DISK); /*マレットを円盤で作る*/
puck1->mp=puck_make(IMEGE_DISK); /*パックを円盤で作る*/
}
こんな感じだな。
残りはゲーム中表示と動きと当たり判定だ。
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