第3話

うーん、俺ガチャの為とはいえ仲間を実質殺せって命令するとか余りにも残酷な事した…


いや!即答したし殺すとは思って無いかもしれないじゃん!実際ボコるだけで殺す気は無いし!


…めちゃくちゃ怯えてたから即答でOKしたとかではないよね?大丈夫だよね?


あれ?そういえば吸血鬼ちゃんめっちゃビビってた気が…いや!気のせい気のせい!絶対気のせい!


じゃないとまるで俺がボコって怯えさせた挙げ句、仲間を売らせたクソ野郎みたいじゃないか!


…あれ?俺もしかして現時点でもかなり畜生?

まっさかぁ〜!


え?違うよね?

…今日の所はもう寝よう!そうしよう!


ーーー


今日はデイリーガチャはカスだった、何だよN木刀ってレアリティも低いしただの木刀だし…


価値が【剣皇】を発動出来る位しかないとかいくらなんでもゴミ過ぎんか?


はぁ…何かいい事無いかなぁ…


ーーー


「主様、吸血鬼を連れてまいりました。」


「おお!早かったじゃないか、ちなみにその吸血鬼共は何処に居るんだ?」


「主様の部屋で拘束しております。」


俺の部屋ね、俺の部屋ぁ!?

えぇ…ありがたいけどいつの間に…


あ、本当に吸血鬼が四人居る、所で女と男の割合が3:1なのはコイツがハーレムなのか?


…腹立ってきたな、死ね。


グシャッ!


…おわぁ!?本当に頭砕けたぁ!

マジか…殺してしまった、すまんな…


でもお前がハーレムなのが悪いんだぞ!


「ヒィッ!こ、殺さないで!」


すまん…アイツを殺したのは事故なんだ…

本当は殺す気は無かったんだ…


死ね、ってのは冗談のつもりだったんだ…


じゃ、縄を解いて死なない程度にボコるか!

オラッ、オラッ、オラッ。


はい、無事誰一人殺さずにミッション達成!

最初に一人殺しただろって?うるせぇ。


…あれ?めっちゃ苦しんでないか?

もしかして手加減しても威力が強すぎた、とか?


…【支配】


結果的に誰も死ななかったからヨシ!

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