第99話 入学式のスーツ「で」
「ほんとに、ほんとに、いいのに。 買ってもらえるなら、安いやつにすれば良かった……」
先生の、水色のフランス車。 助手席で私は、唇をとんがらせる。
紺色のかっこいいスーツ、就活でも使えるわよ、黒より紺の方があなたの肌に映えるわ、そうね、スーツはベーシックできれいな形だからブラウスで遊びましょ、このボウタイ付きのがいいわよ、って。
呪文みたいにぺらぺら喋って、先生はぜーんぶ、買ってくれた。 その後、足の形を測って、パンプスも。 軽くてA4が入って、だけどすてきなバッグも、一緒に。
ママに、ちゃんとお金もらったのに。 先生、何でも買ってくれちゃうんだもん……。
「先生、お金、ママから預かってるの。 お願いだから、渡させてよ」
「聞こえなーい」
うそつき。 夕陽、うそつき、嫌いだって言いましたよね?(真似)
「なんか、何でも買ってもらって、だめだと思う……」
先生は、私をちらっと見る。
「何が、だめなのよ。 前に言ったでしょ。 あなたがあなたの大切な時間、私にくれるだけで、嬉しいの」
それ言われると、何も言えなくなっちゃう。
「そんなん……そうかもだけど」
「今日だって、貰うから。 これから」
何を?
「お家に帰ったら、スーツ、着てみせて。 お家でゆっくり、試着の続きよ」
いやな予感がする……。
「ふふふ。 可愛い。 素敵だわ。 お姉さんね」
「う……」
家に帰って、まだ午後の早いうちなのに。 シャワー、一緒に浴びて。 洗いっこして、ちょっと触られて。 着替えは、この通りにねって、指定されて。
「紺のスーツ、とっても似合ってよ。 新入生の中で、いちばん可愛いわ」
「他の子、まだ見てないじゃん……」
えっちすぎる、先生の指定。 パンツ、穿かない。 腿までのストッキング、穿く。 ガーターベルト、する。 ブラ、しない。 キャミソール、着ない。 ブラウス、着る。 それから、スーツのスカート。 やる気満々の先生はもう、スリップと総レースのパンツしか身に付けてない。
「変態だよ」
「そうね。 可愛い変態さん」
寝室、遮光カーテンをひくと、明るい午後でもそれなり、暗くなるの。 カーテン、いいやつだから。
私は、ベッドの上で座る。 先生が、にじり寄ってくる。
「好きよ」
「わ、私の方が、好きだもん。 先生、スーツ、ありがとう……」
にこっとして、先生は舌を見せる。 私も、舌を出す。 やらしいキスをする。 ぺちゃ、ぺちゃ。 えっちな音。 大好き。
お風呂の後のいい匂いと、仄暗い部屋。 脳が、夜だよ、えっちな気分になっていいよねって、勘違いをする。
唇も、はむはむする。 お互いを、食べるように。 キス、気持ちいい。 すっごく、いい。
唇、離れると、寂しい。
「もっと……」
「キスだけで、とろんとして。 いやらしい」
やらしいのは、先生……。
先生は私を後ろから抱いて、ブラウスのボタンを上の方だけ、外す。 ぺたんこの胸が、現れる。
先生の指は、ぴん……とたつ両方のちくびを、こねる。
「あっ、はぁん、うんっ」
甘えるような声、出ちゃう。 強くこねられるの、好き。
「せ、先生っ。 おっぱい、いいよう」
「小ちゃいくせに、敏感。 最高のおっぱいよ」
おっぱいなんて、全然、よくなかったのに。
二年生の時に覚えた、ひとりえっち。 一人でしてても、おっぱいなんて、全然何ともなかったのに。 初めてここにお泊まりした時、きもちくされて。 それからはもう、転げ落ちるように、敏感になってしまった。
「ううんっ、いいよう。 先生っ、あそこ、触りたい……」
「どうぞ。 後ろから、見ててあげる」
「やん……。 恥ずかし……」
パンツ、取り上げられちゃったから、すぐに触る。 分かってたけど、ぬるんぬるんになっている。 指でわれめからとろとろを掬って、あれに擦り付ける。
「あっ、ふぁっ」
「大きな声は、良い子よ」
ちくびを爪でくにくにして、耳を舐めながら、先生が言う。 いい子って言われると、嬉しくなっちゃう。 きゅんとする。
「先生っ、すごい、にゅるにゅるなの、見て……」
首を捻って、後ろを向く。 私の指、先生の目の前に差し出す。
ぬるぬるの指、先生に見てほしい。 こんなに、気持ちいいんだよって。 先生は、すてきね、と言って、私の人差し指と中指をぱくん、と食べてしまう。 私は逆の手で、あれをまた、擦る。
「ふぁっ……。 指も、きもちいよう……」
先生は、唾、いっぱい付けて、じゅぱ、って音を立ててしゃぶってくれる。 そんな風にされると、まるで、指もえっちな器官って思ってしまう……。
しばらく、指をしゃぶられて、ちくびも、びんびんになって。 あそこはもちろんぐしょぐしょで、スカート、染みになっている。 ほんと、ばか……。
「先生、あそこ、ほしいよう……」
もう、いきたい。 いっぱい、きもちくなりたい。
「ふふ。 今日は、どうしてあげようかしら。 すっごくぬるぬるだから、おもちゃ、挿れる? それとも、新しいやつにする? おもちゃが吸ってくれるやつ……」
ちがう。 ちがうの。 絶対きもちいけど、違う。 私は、首をふりふりする。
「吸うなら、先生のお口がいい……。 お口で、してほしい……」
「織江の、お口がいいの? 汚れて、キスできなくなっちゃうわよ」
意地悪。 キス、平気だもん。 気にしないもん。
先生はおっぱいをよくしてくれる手を、下の方に移動させる。
指が、なかに入ってくる。 長い指。 先生の、細くてきれいな指。
「やぁん……。 指、好き……。 なか、こすって……。 そしたら、お口で、あれ、吸って……」
「指でしたら、いってしまうかもよ。 夕陽は、なかでもよくなれるから。 いってる時に、こりこりの先っぽ吸って、噛んじゃおうかな……」
「あ……ああっ……。 意地悪……。 そんなん、されたいよう……。 おしっこ、きっと出ちゃう……」
想像しただけで、気持ちいい。 先生の指、奥まで届くから。 先生のお口、強く吸ってくれるし、あれをやさしく、痛くしてくれる。 おもらし出ちゃうのって、恥ずかしくて、気持ちよくて、最高で、泣いちゃうの。
「ね、先生っ、して。 今言ったやつ、して。 もう、夕陽、耐えらんない」
「まぁ……。 欲しがりね。 かわいい、かわいい。 織江の事、好き? 一番、好き?」
「すきっ……。 好きなの。 えっちで、きれいで、いじわるで、大好き。 して、おりえちゃん、今日はこの後、何回もいかせて……」
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