summerメモリー
兎紀
プロローグ『夏休みの始まり』
「え〜従って夏休みは…」
夏休み前の全校集会あるあるの校長の長い話しが体育館に響き渡る
龍は友達の一樹と隼と話していた。隼が
「夏休み遊びに行かね?」
と誘ってきた。隼はクラスの中心的存在でよく龍と一樹を遊びに誘っている
「でも勉強しなきゃ。大学受験に向けてやらなくちゃいけないから」
と応えた一樹は頭が良い。全国模試で3位になった事があるほど頭が良く将来は親がやっている病院を受け継ごうとしている。
「龍はどうする?」
「俺はどっちでもいいかな。どうせやることもないし」
「OK龍はいいのね。じゃあ一樹も1日2日ぐらい遊ぼうぜ」
「わかったよ。1日ぐらいなら」
なんだかんだいって遊ぶことになった。気づいたら校長の長い話しは終わっていた
学校が終わり一樹と隼と帰ろうとしていると
「龍」
後ろから声を掛けられた。後ろを振り向くとそこには彼女である美月がいた
「なに?」
「じゃあね」
と言ってきた美月に
「じゃあな〜」
と返すと美月は友達のところに戻って行った。可愛い過ぎるだろマジで。と思いながら歩いていると隼に
「お熱いね〜」
とからかわれた。龍は自慢げに言い返す
「いいだろ〜」
というと一樹が
「彼女か〜。いいな〜」
一樹は頭が良い。そしてとても恋愛もののアニメや漫画、小説が好きだ。というかまずこの3人はアニメの話しで仲良くなっていったのだ。
「アニメみたいな彼女できないかな〜?」
「ムリムリ。というかまず女子と仲良くしろよ。そこからだろ一樹」
「だって女子と話すような話題がないし。あっちから話し掛けてくることだって滅多にないしなぁ〜。だから自然と女子とは関わりがあまりないんだよ」
「一樹にだっていつか良い彼女ができるよ」
と龍が言うと一樹が
「だよな〜。俺にだって春は来るよな」
と言っている一樹を見ながら青春だなぁ〜と思いながら帰り道を辿っていた。
家に着き今日やるべき事を終わらせた一樹はベットに入り
「明日から夏休みか〜。いっぱい思い出作らないとな〜」
と言うと龍は眠りに就いた。
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