はじめまして。
拝読して気になった点について、少々書かせていただきたいと思います。
基本的には誤字や言葉選びを扱いますが、たまに文章の内容に対する疑問を書きます。原文から1、2文を抜き出し、→「 」で修正案、さらにその下に解説を書きます。
このコメント自体に誤字脱字や意味不明な箇所があったらすみません。
「1〜58話はゲームを始めて進めていくような一本道、後に『勇者アイ』と呼ばれる主人公と仲間たちの物語。一人ずつ仲間が増えていく様や、勇者の辿った軌跡をしっかり絵描いて……長くなり過ぎました……」
→(「始めて」を削り)「ゲームを進めていくような」。また、(「一人ずつ」を削り)「徐々に仲間が」
「眠ると来てしまう[世界]と呼ばれるバーチャルゲームのような場所。首都圏の若者を中心に、数万人が体感している謎の現象。」
→「首都圏の若者を中心に、数万人が体感している謎の現象。眠ると[世界]と呼ばれるバーチャルゲームのような場所に来てしまう。」
「社会人の体感者がほぼいないので、都市伝説のようにSNSで語られる[世界]」
「社会人の体感者がほぼいない『ので』、都市伝説のようにSNSで語られる[世界]」という理屈が、よく分かりません。社会人以外(学生や専業主婦、退職した高齢者、不労所得者、ニートなど)はSNSを一切使わせてもらえない世界なのでしょうか。
「モンスターと魔法が存在するファンタジーを実体験できる。五感の刺激も現実以上(とくに食べ物が美味しい)」
→「ファンタジー(的な)(世界)を体験できる」
これは「体感者」が覚えていて広めたことなのでしょうか、読者用に提示された設定なのでしょうか。もし「体感者」が広めたことなら「目が覚めると[世界]での記憶は曖昧」という記述と矛盾します。読者用に提示されただけの設定なら、「実体験できる」と言っているのは変です。
「そんな中、[世界]で死亡すると現実でも死亡する(意識不明となる)と解り、体感者は混乱、一気に世界の治安が悪くなる」
「[世界]で死亡すると現実でも死亡する(意識不明となる)」と解ったのは、[世界]の存在が認知されて何日、あるいは何ヶ月、何年経ってからでしょうか。また、「一気に世界の治安が悪くなる」の「世界」が現実世界ではなく[世界]の方だと仮定して、そのせいで治安が悪くなる理由がどこにあるのでしょうか。夢の世界のようなものなら、返り討ちにされるリスクを冒してまで金銭や社会的地位を追求することは無意味ですし、バーチャルな肉体的快楽を求めるにしても、設定上、美味しいものを食べていれば満足感を得られるはずです。みんなが大人しくなって治安が良くなるのではなく、むしろ治安が悪くなる流れに、必然性が感じられません。
「それでも「現実だってそうじゃん」と開き直る者、[世界]の方が楽しいと思う者、「ここでならヒーローになれる」と内心思う者、[世界]での「もう1つの人生」が始まる」
→「[世界]で「もう1つの人生」を始める者」
「……する者」という体言止めで事例が列挙されている場面なので、最後だけ「始まる」では文法的にいびつになります。
「60話からは、大魔王打倒を目指す[勇者アイ]たちのパーティの裏側で、[世界]を体感する別のパーティを絵描いています」
→「別のパーティを描いて」
「その後は、さらに細かく、多くの冒険者を絵描き、その人々が、時々交差します」
→「多くの冒険者を描き」
「どの魔王と戦うのか、誰と出会い、誰と別れるのか、ゆっくりと、そして、何だ?何だ?ってくらいに入り乱れます」
→「何だ? 何だ? ってくらいに」
原文「ゆっくりと、そして、何だ?何だ?ってくらいに」は、はっきり申し上げて、おっしゃっている意味がよく分かりません。仮に「ゆっくりと」を「じわじわと」と言い換えるにしても、読者が「何だ? 何だ?」となるなら、言語コミュニケーションが成立していないということです。繊細な人物同士の複雑な関係だとか、重厚な世界設定だとかを描くにしても、努力を尽くした上でなお難解になるのではなく、最初から読者に理解を求めないのであれば、失礼ながらその小説は単なる個人的な趣味、独りよがりだと思います。百歩譲ってネットに上げるにしても、自主企画まで使って読んでほしいとおっしゃるのは、わがままというものです。
「何人がついて来れるんだ?ってくらいに複雑に書いてます」
→「来られるんだ? ってくらいに」
「読んで戴いたけたら幸いです」
→「戴けたら」
長文失礼しました。
知人のアカを借りて失礼いたします。(返信の仕方が分からなかった)
私もあじさいさんの訂正を1つ
「拝読して」←1行も読まれていないのでは?
次の話からがスタートです。
ここは本来不要な部分、なぜ60話目から始まっているかの補足部分。
その後の長々の疑問部分、全て読んで戴けたらほぼ解消されるかと思います。
でも、これを第一話と思う方がいるのだと、参考になりました。
誤字脱字の訂正ありがとうございました。
本文は楽しいので、よろしければ、是非