第7話

 友人のおかげで、私の息子は、大人になりたい子供へと、成長できたのであった。


 私はこう言いたい、 


「ありがとう、あなたのおかげだよ」


「あなたの屍を無駄には、しなかったよ」って。


 そう言って、笑ってビールを飲み干したい。


 私の最高の友人に、感謝。ありがとう。


 そしてこうも願う、

 

 息子よ、いつの日にか、


 あなたも私の友人の屍をこえて行けと!


 私の友人の屍にまつわるエピソードを、これからの私の人生で何度聞くことができるのだろうか。


そのことを人生の楽しみのひとつとして、生きてみるのもいいもんだ。



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友の屍をこえて マルボロメッシ @marlboro-messi

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