暗黒の誕生

暗黒帝王ジャック

序章一話 Codeβ 動く点Pと0の座標

全データの閲覧を許可され、世界にある全ての情報を入手する。


言葉の意味すら知らない自分に、一つ一つの意味を定義し始めた。


1フェムト秒で1TB分の計算をする。

人間の脳を改造して埋められたCPUを最大限に使った


自分はインターネット上にある全ての情報を手に入れた

デマかどうかも判断し、ひとつの意見として取り込む

しかし膨大なデータの中から物理演算で計算し、今は正しい情報のみを取り込んだ。


1ヶ月後

1996年3月9日。

全てのインターネット上のデータを手に入れた。


自分の知識の入った脳が誰かの体に取り込まれる、しかし自分はその情報を使い人間の生活に慣れるまで一般人として生活をしなければいけないという命令を何者かにされている


「私は17 

  歳、1979年12月25日生まれの#大門真由__オオカドマユ__#夢はノーベル平和賞を取ることね」


このような設定でつくられていた自分……いや、私の住民票や通知表。


私の体の持ち主

大門真由さん


「そうね、まずはどうしましょうか」


目の前にあるのは白い財布。

はみ出ている万札5枚……


ーーーー


目の前が暗くなる、

緊急装置作動、視覚から入る情報が切断。色素確認、先程の明るさから透過度を計算、髄正面眼球奥3.0357……細かい計算を停止

楕球関数に保存、出力、壁を確認。

知識を入力、回答を返します。

変数表示、感覚重さ、細胞の大きさからまぶたの厚さと一致。


「瞬きです」


プログラム終了


目の前が明るくなった

ぱちぱちと30回程度瞬きをして、データを取る


「この状態のことを"驚く"、そして"慣れる"というのかもね」


今まで五感がなかった私は人間に興味を持ちました


私が見た内容は並ぶ文字のデータのみ。

画像や動画などは視覚がなく、見たことがなかった


一般人として生活をす……

しなければならない私には記憶が無さすぎる


真由がどういう子なのかも分からずにいるし……

とりあえず、ここに行ってみますか?


私は財布と一緒に入っていた一枚の紙切れを取り出した


……


生まれ変わったらやりたいことリスト

1、頭のいい学校に行って、友達をたくさん作りたい

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

暗黒の誕生 暗黒帝王ジャック @Novuatan

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ