第90話 スキルがさらに追加されました
創造神様から貰った3つのスキル。
それは、
『性豪・・・どれだけ性交しても、その気持ちが萎えることは無い。文字通りしてる時は萎えません(笑)いつ、
『性技・・・性なる技術によって、どんな相手でもあなたの前では形なしでしょう。 このドスケベ!!せいぜい奥さんを喜ばせてあげてね(笑)by創造神』
『性の極み・・・まだ、夫婦の時間を楽しみたい、子供が出来たらまずい相手としたい!そんな時・・・ありますよね?そんな時にはこのスキル!任意で妊娠しないように、あなたの分身(笑)にフィルターがかかります。病原菌も全てシャットアウト!これで着けなくても安心!やったね!by創造神』
「え?え?え?ど、どういう事!?なんでこんなスキルが!?というかこのスキルの説明欄は何!?」
僕はパニックになった。
わたわたしていると、はらりと何かが落ちる。
それは、管理者さんから貰ったもう一通の封筒だった。
「よ、よくわかんないけど、これも開けてみよう・・・うわっ!?これも!?」
同じ様に光が溢れ僕に吸い込まれる。
落ち着くと、封筒の中の紙にまたしても文章があった。
『瀬尾くん。
おそらく創造神様からの封筒を先に開けてると仮定してこれを書かせて貰ったよ。
僕の予想では、創造神様は君に『性豪』『性技』『性の極み』のスキルを与えている筈だ。』
・・・合ってる。
僕は続きに目を通す。
『そのスキルはとても有能なんだ。
僕や君の様に、複数の相手に対しては本当にこれなしでは生きていけなくなる。』
・・・ちょっと大げさな気もするけど・・・
『大げさだっておもった?そんな事無いよ?
僕はこれのおかげで生き延びてるって言っても過言では無いんだからさ。』
そうなの?
あんなに強いのに?
ちょっと信じられないや。
『僕が強いのにって信じられない?』
うえっ!?
なんでさっきから僕の考えてる事わかるの!?
『それは、秘密です。』
やっぱりどっかで心読んでる!?
『まぁ、それはともかく、冗談抜きで君はそのスキルに感謝する事になるだろうね。
でもね?
そのスキルも有能ではあっても、完璧では無いんだ。
だから、それを補助するスキルを作っておいたんだよ。
僕からの餞別と思って欲しい。
君は、どこか僕に似ているから、なんかほっとけないんだよね。
これからも頑張ってね?
僕はいつまでも応援してるから。
君を慕うみんなと幸せにね?
それじゃあね! R 』
僕はステータスを再度確認した。
そこには・・・
『体力自動回復(極)・・・性豪は精力を自動で回復してくれるけど、体力は回復してくれない。だからこれで体力もバッチリの筈だよ? by R』
『睡眠耐性(極)・・・寝かせて貰えないのは辛いよね。これがあれば、限定的ではあるけれど、睡眠を取らなくても大丈夫になるんだよ。でも、流石に限度はあるからね?5日間くらいなら大丈夫かな。頑張れ! by R』
『体液変質(淫)・・・これねぇ、色々考えたんだけど、相手にデバフ・・・というか、自分を強化したら相手を結果的にKO出来るんじゃないかなって思ってさ。君の身体から出る分泌物・・・唾液や汗、後は・・・わかると思うけど、そういうのが相手の感度を上昇させる物質に変化するんだ。相手が疲れちゃえば多分早く終わると思うんだけど・・・もし、逆効果だったらごめんね? by R』
僕はその手紙を見てわなわなと震える。
「な、なにコレ〜〜〜〜!?」
これ、完全に僕が管理者さんと同じ様な罰を受けさせられるの前提の奴だよね!?
何!?
僕、そんな風にされちゃうの!?
だって、管理者さん、最後にあの女の人に捕まった後、一週間不眠不休って・・・嘘でしょ!?
ガタガタと震える。
そしてわかった。
なんでこれがバレちゃいけないのかも。
知ったら、美嘉達から同じ様な目に遭わされるからだ!
だって効果みたらそうとしか思えないもん!!
ヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバい
「どうした!?シュン!?」
「何かあったの!?」
「ひぃ!?な、なにみんな!?どうしたの!?何かあった!?」
いきなりドアがバァンと開け放たれ、みんながなだれ込んできた。
「何かも何も、あんな事があったばかりだからな。一応、警戒して、声だけでも拾えるようにしていたんだ。ジェミニがな。」
「そうしたら、シュン様の叫び声が何度か聞こえたので、心配になって・・・」
「な、なんでもないよ!うん!なんでもないんだ!!ちょっと創造神様達の手紙が衝撃的だっただけ!」
ラピスとリリィの言葉にみんなが頷いている。
僕は必死にごまかした。
「・・・そうなの?大丈夫?何か困ってない?」
「う、うん!大丈夫大丈夫!明日も早いしもう寝るよ!」
「・・・わかった。みんな、行こう?お休み、シュン。」
「うん、おやすみ。」
みんなは僕の部屋から出ていった。
・・・危なかった。
sideジェミニ
「・・・明らかに何か隠してたね。」
「ええ、でも何か深刻というよりかは・・・焦りでしょうか?そんな感じがしました。」
「うん。あの瞬の顔は、どっちかっていうと、わたし達にバレたらまずいって顔だった。」
私の言葉に、美咲と美玖、そしてみんなが頷く。
・・・何か怪しいのよねぇ。
「まぁ、良いじゃん。明日無事全てが終わったら、シュンを問い詰めよう。どうも、何か隠してたっぽいから。今思えば、創造神様があたし達に言わないようにってのも怪しいし。」
そうね。
ミカの言う通りな気がする。
「うん。アタシの勘もそう言ってる。どっちかっていうと、アタシ達に朗報っぽい感じ。」
クォンが言うならそうなのでしょうね。
勘が鋭いから。
「では、明日しっかりと瞬をフォローしてから、解決して油断した所を・・・」
「はい、瞬様の隙を狙いましょう。」
「あ、そうそう、明日は、ママがレンタカーを手配してくれてるってさ。で、帰りは転移ってので良いんだよね?」
「ええ、その通りよミク。現地に私とミカ、それとフォーティとミクとシュンくんで行って、その後みんなを転移で迎えに来る算段になってるわ。帰りはクルマごと転移すれば良いし。」
「うむ。一度は行かねば場所がわからぬからな。それにしても、創造神様は何を・・・気になる・・・」
「まぁまぁ、フォーティ、それは明日のお楽しみよ?今日は寝ましょう。翠さんも今日は早めに休んでる筈だしさ。」
こうして私達は異空間の部屋に戻ったの。
とりあえずは明日のシュンくんのトラウマ改善からね。
しっかりとフォローしなきゃ。
そして、その後は・・・シュンくんの隠している何かを暴いてやるわ!
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