セカライ1stに行ってきたよレポ
なのさP
とりあえず感想
2022年1月28日、私は幕張メッセにいた。この日から三日間開催される、「プロジェクトセカイ カラフルライブ 1st Link」、通称「セカライ」に参加するためだ。
というわけで、「セカライ」に参加をしてきたので、ここに記録兼感想を書き残しておこうと思う。一番最初にも書いてあるが、私が参加したのは28日の公演、つまり一番最初に行われた「セカライ」の公演になる。これを読む方は、他の日程に参加されている方だったり、配信などで観た方かもしれない。よって、少し公演内容が違う可能性があるが、そこはご了承願いたい。
そんなわけで、私は友人と共に幕張メッセにいた。昨年行われた「マジカルミライ2021」以来の幕張である。同じ会場かつ「初音ミクのイベント」なので、どうせ同じ雰囲気で行うのだろうと思っていたが、実際はそうではなかった。会場に到着し、まず感じたことは「女性ファンが多い」ということだ。マジカルミライでは男女比が体感では半々といったところだが、今回のセカライでは女性の方が多かったのではないだろうか。また、服装も普通の私服を着ている方が多く、歴代ミクグッズを身に付けたベテランミク廃のような人は比較的少なかった。(それでも私含め、マジミラ系グッズを付けた人はそれなりにいた)
友人の物販購入に付き合った後は、一度昼食休憩を挟み、改めてライブ会場に向かった。
ライブ会場は2ホールをフルに使った形となっており、縦に長い会場となっていた。SS席で参加し、やや遠く感じるくらいだったので、SやA席だとかなりステージが遠くに感じたのではないだろうか。ステージには"セカイ"のモチーフだろうか、鉄骨や三角のオブジェが飾り付けられており、それが雰囲気を作り出していたように感じた。
ここからは、ライブ内容そのものについて触れていきたいが、私の書きやすさの都合上、ユニットごとに文章を書かせてほしい。また、セトリのネタバレを含むので、注意してほしい。また、今回のライブは途中に休憩があり、前半後半でユニットの順番が異なるが、今回は前後半合わせて書いていきたいと思う。
Leo/need
今回のライブのトップバッターを務めたのはレオニであった。一曲目に「needLe」が演奏され、序盤にして会場の盛り上がりはマックスになったと感じる。やはりバンドユニットであるからか、生演奏が光る。実際はサポートバンドのメンバーが演奏しているのだが、それを感じさせない迫力があった。二曲目には「フロムトーキョー」が演奏され、レオニのメンバーたちの透き通った声が会場に響いた。ただしここは「トーキョー」ではなく「幕張」である。歌う咲希ちゃんがめちゃくちゃ可愛かった。
後半戦ではレオニは最後のユニットとして登場した。後半戦はカバー曲演奏枠であり、レオニは「ヒバナ」「ドラマツルギー」の二曲を演奏した。演奏もさることながら、ステージ演出も一層強く、「ヒバナ」では炎が上がる演出など、大迫力であった。一歌ちゃん英語普通に歌っててびっくりである。こう、レオニの後半戦は一歌ちゃんの歌唱力が輝いていたなという印象がとても強い。また、誰かに聴かせるというよりは、自分たちのために演奏をしているという感覚が伝わってきて、何故だかそれが新鮮に感じられた。
MORE MORE JUMP!
前半戦の二番手、後半戦のトップバッターを務めたのはモモジャンだ。彼らのパフォーマンスの感想は「さすがアイドル」の一言に尽きてしまう。やはり、会場の心の掴み方が上手い。「アイドル新鋭隊」のファンの一致団結ぶりは半端なかった。それゆえにコールできないのが大変悔やまれる。逆に言えば、コールが使えないにも関わらず、会場を団結させたモモジャンの実力は相当高いと言えるだろう。また、個人的に好きな曲として「天使のクローバー」を生で聴くことができたことは、とても幸せなことだった。ステージで活き活きとパフォーマンスをするリンちゃんとみのりちゃんが見れて感無量だった。
後半戦は「メルティランドナイトメア」「ビバハピ」の二曲を披露。「メルティランドナイトメア」は、ステージの演出もあって本当に夢の世界にいるかのように感じた。「ビバハピ」はもう一言これだけ言いたい。「にゃん」の破壊力が強すぎる。強すぎるよ遥ちゃん。あの一瞬で何億ものオタクが消し飛んだのは間違いないだろう。
Vivid BAD SQUAD
ストリートミュージックを主とする彼らだが、ライブでのクールっぷりは本ライブでもトップクラスであった。「Ready Steady」では圧巻のパフォーマンスを披露。こはねちゃんとミクさんがあまりにもカッコよすぎてペンライト振るのマジで忘れてた。本来は歌唱パフォーマンスが主であるという設定だが、普通にダンスキレッキレで見とれてしまった。「シネマ」では思わず黄色い声が聞こえ、彰人くん冬弥くん、KAITOさんがクールに仕上げた。三人で背中合わせになる振り付けでこっちは完璧に撃沈していた。
後半戦ではVividsとBad dogsの二組に分かれてのパフォーマンスとなり、それぞれ「Just Be Friends」「フラジール」を披露した。Vividsの「Just Be Friends」は、ルカさんを加えて三人で歌う形となった。ちゃんとファンサまでしてくれるVividsの三人にめちゃ喜んでいた。多分目が合った。Bad dogsの「フラジール」では、イントロに合わせて二人が舞台下からせり上がってくる演出で始まり、会場を盛り上げた。この曲のみ、会場のあちこちで青とオレンジにペンライトを点灯するファンが多かったことが印象に残っている。
ワンダーランズ×ショウタイム
舞台といえばこのユニット、一曲目に「セカイはまだ始まってすらいない」、二曲目に「potatoになっていく」を披露し、会場をわんだほーいさせた。やはりショーを行うユニットなだけあって、会場の盛り上げ方、雰囲気の作り方が上手い。一曲目のイントロですでに彼らの世界観に飲み込まれた。「potatoになっていく」では、MV通り、ステッキを使ったパフォーマンスを披露、会場の一層盛り上げた。
後半戦では「テレキャスタービーボーイ」と「ミラクルペイント」を披露。レンくんが登場したので、てっきり「お気に召すまま」が来るかと思っていたが、第一声の「ま」で、こっちが「マ!?」となってしまった。元々がバンドサウンドなだけあり、会場全体がノリノリになった。「ミラクルペイント」では、ミクさんが本気のスキャットを披露。往年のミクファンを泣かせた。なんとこの曲、2022年で15周年を迎える曲である。古きも新しきも全て取り込んで楽しませるのが、ワンダショのショーの最大の特徴なのかもしれない。
25時、ナイトコードで。
前半戦のラストバッターを務めたニーゴは「悔やむと書いてミライ」「アイディスマイル」を披露。彼らの感情がそのまま乗ったかのような歌声にひたすら心を打たれた。「悔やむと書いてミライ」はアップテンポで激しい曲であり、やはり現地で直接聴くことでの迫力はとてつもなかった。一方の「アイディスマイル」は聴き入る良さがあり、酔いしれるような感覚があった。私の隣にいた方はこの曲が流れだした瞬間に小さな悲鳴を上げていた。
後半戦は「カトラリー」「ベノム」を披露した。良い意味で裏切る選曲であったと私は感じた。現地で聴く「カトラリー」は、奏、まふゆ、ミクの三人の歌声が心に染み入るような感覚があり、またそれが非常に心地良かった。「ベノム」では雰囲気が一気に変わり、会場中に瑞希と絵名の二人が持つカワイイの要素がばらまかれた感覚になった。振り付けがひたすら可愛く、この二人にしか出せない良さがガンガンに出まくっていたと感じる。曲調の異なる四曲であったが、ニーゴ独特の飲み込まれるような世界観がそこには反映されていたと感じた。
VIRTUAL SINGER
今回のライブで一番驚いたのがこのセクションである。5ユニットのパフォーマンスが一通り終わり、そろそろアンコールかなと思っていたら、突如バーチャルシンガーの6人がステージに現れ、「歌いたくなっちゃった!」と「千本桜」を披露。しかも、6人全員が歌う"セカイver"であった。まさか彼らの歌が聴けるとは思わなかったし、しかもそれが「千本桜」であったことに、大変感動した。たった一曲ではあったが、その価値は計り知れないほど高かった。
アンコール
アンコールでは「セカイ」「ワーワーワールド」「群青讃歌」の三曲が演奏された。やはり「プロジェクトセカイ」といえばこの三曲といわんばかりの実力を発揮していた。「セカイ」では、四人の異なる歌声が調和することで、改めて彼らの想いを再確認することができたような気がする。「ワーワーワールド」では、こはねちゃんのラップ、みのりちゃんのアイドルムーブがさらに光っており、ひたすら魅了され続けた。最後の「群青讃歌」では、衣装が一周年記念のものになり、ファンを喜ばせた。最初にこの曲を聴いたときにも感じたことだが、この曲を聴くとこれからの未来も頑張っていこうと感じるのだ。これはこのライブでも同様に感じ、非常に清々しい気分で、最後の曲を聴くことができた。また、このアンコール中は、ファンのペンライトが思い思いの色に点灯しており、それが逆に綺麗だなと感じた。
以上全24曲でライブは終了。大変満足しながら、幕張メッセをあとにした。コロナ禍での開催、加えて変異株の拡大もあり、厳格なルール、払い戻しや参加取りやめによる空席など、悔しい点はいくつかあるものの、ライブそのものの質は間違いなく良かったと感じる。選曲、演奏、歌、全てが合わさって最高のライブであったと私は思う。
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