第9話 新たな日常
朝。何か不思議な夢を見ていた気がする。少しだるい体を起こそうとしたその時。
「だーめ。もう少しゆっくりしよ?」
「んん!!?」
なんと姉が私の顔をその豊満なお胸に押し付けて優しい声で甘やかしてきたのである!!。あぁ//いい匂いが、だめぇ///
♢
すごい目にあった。
二度寝から目を覚ましてスマホを確認するともう11時だ。今日が休日でよかった。
そう思いながら寝返りを打つと微笑んだ姉の顔が目の前にあった。
「へっ?!!」
思わず変な声を上げながら飛び起きてしまった。
「そんなに驚かなくてもいいじゃない」
そんなこと言いながら日に照らされながらゆっくりと体を起こす姉はまるで絵画から出てきたかのような美しさだった。
見惚れていると姉に
「どうしたの?」
と不思議そうに聞かれ「大丈夫だよ、うん」と答えたが内心すごくびびっていた。
だって心臓が飛び出るんじゃないかってくらい鼓動が強くなって、なによりあんなに関わらないようにしていた姉と一緒に寝ていたということにすごくびびっている。
本来私にそんな資格ないのn
「おはよ!」
考え込んでいると姉が両手で私の顔を挟みながらそこそこ大きな声で言ってきた。
「お、おはよう、ござい、ます?」
しどろもどろになりながらそうこたえると
「大丈夫?なにか悩み事?」
「なんでもないから!だいじょうぶです!!」
図星を突かれて思わず語気が強くなってしまったけど、
「そう?何かお姉ちゃんにできることがあったら言ってね。はるのためならなんだってするから」
と言い切るかっこいい姉の姿を見て今告白したら成功するかな?と思いながら
「うん、大丈夫だから」
そう笑顔で答えた。
それから一階のリビングに行き朝食(ほとんどお昼)の準備をする
「はるは本当に料理が上手ね」
「これくらいしかできないからね」
少し自重気味に応えると
「そう?料理ってすごく大変じゃない?難しいし、後片付けもめんどくさいし」
「ふふっ、はははははっ」
「う、なんで笑うのよ!」
あの完璧な姉が後片付けが面倒だというのが少しおかしくて笑ってしまう。
少し恥ずかしそうに顔を赤らめながら姉が
「ねえ、今日一緒にお出かけしない?」
と提案してきた。
思わぬ提案に「へっ?」っと素っ頓狂な声を出しながら姉の方を見ていると
目玉焼きが焦げてしまいそうになって慌てて盛り付ける。
「なんでまた急に」
とシンプルな疑問をぶつけると
「ふたりで久しぶりにお出かけしたくなっただけよ。」
と微笑みながら返してきた。
「まあ、べつにいいけど」
少しぎこちなくもオーケーを出すと「決まりね!」と嬉しそうに姉が言った。
____________________________________
あとがき
久しぶりの投稿です。
新生活が忙しい+楽しすぎて執筆する時間を取れずかなり遅れてしまいました。
受験勉強の合間に始めた小説が気づいたら9話目ですよ。閑話入れたら10ですよ。
もうすぐでpv数が500なのでより一層頑張ります!!
これからもマイペースに投稿していくのでよろしくお願いします。
では次回お会いしましょう!
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