第6話 自宅にて
なんとか帰宅することはできたが、何故か今私は姉と一緒にキッチンに立っている、どうしてこうなった???
♢
今日は午前中に学校が終わったため帰宅後、自分の部屋行き気持ちを整えてから昼ごはんをを食べに行こうと思っていたら、誰かがドアをノックをしてきた。
「どーぞー」と答えるとまさかの姉が入ってきた。
「何か用?」
「もしよかったら一緒にお昼食べない?」
まさかのお昼のお誘いだった。
少し悩んでいると姉から
「もしさくらちゃんと食べる約束があるならいいんだけど」
と少し小さくなりながら言われ、特に断る理由もないので「いいよ」と返すと
少し顔をほころばせた後「じゃあオムライスを作りましょう!!」と提案してきた。
♢
そしてキッチンで姉と一緒に料理をしているのだが…
「タマネギが目にしみる〜!!」
「代わろうか?」
「大丈夫よ!はるかは他のことをお願い」
「ごめんなさい。卵を割ったら殻ごと入っちゃたわ」
「殻を取るのは私がやるから炒めるのをお願い」
「わかったわ」
「チキンライスはできたけど卵はお願いしてもいいかしら?」
「うん、任せて」
と姉が基本的に動いてくれたおかげで私はほとんど何もしないまま
一番大事な仕事を任されてしまった。
でもいつもやってることだから大丈夫。
♢
そうして時刻は12:50分ごろ。
少し不恰好なオムライスを姉と二人で食べている。
「ごめんなさい。形が崩れちゃった」
「大丈夫よ。ちゃんと美味しいし。」
姉に見られているのを意識すると緊張してしまいうまくできなかった。
そのことを謝罪すると
「私こそ情けないところをたくさん見せたわね」
「そんなことは」
「いつも料理をしてくれるはるかの負担を少しでも減らそうと思ったのだけど、
却って迷惑をかけてしまったわ。ごめんなさい」
姉が私のことを考えて動いてくれた。この事実がどれだけ私にとって嬉しいかを姉は知るわけもない。だからこそ感情を押し殺して会話をする。
「じゃあ、次はもっと良いものを作れるようにしよ」
と言う言葉ににあねは「うん」と笑顔で答えてくれる。
そうして口に運んだオムライスは今までよりも美味しい気がした。
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後書き
本当にお待たせしました!!
これからも不定期で投稿していきますが、気長にお待ちください!
龍人要素今の所皆無ですがもう少しで出す予定なのでお待ちください
応援メッセージやアドバイスなどお待ちしております!!
それでは次のお話で!!
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