第7話自律神経失調症
吾輩が二十七歳の頃である。仕事の忙しさ、彼女との別れ、酒浸りの日々で、体調を崩したが、休まず仕事を続けていた。
朝の7時から夕方6時に終われば御の字、
帰れず会社にしょっちゅう泊まった。会社にはシャワー室とベッドがあるのだ。
ある日から僕は仕事で小さなミスをするようになった。
新人がしそうな失敗を。
僕は自分が恐くなった。夜勤の日、会社パソコンで今の症状を調べたら精神疾患らしい。
うちの課は、エリートコース。精神疾患がバレたら将来災いが起こる。
心療内科を受診した。
「自律神経失調症」だと。僕は1ヶ月間自宅静養を指示された。会社に連絡した。
バカな係長が、お前は精神系の病気で診断書書けば、お前の出世に響くぞ!と言われ、診断書にはヘルニアとか書かされた。
1ヶ月休んだら、身体楽になり仕事もはかどったが、バカ会社だからまた、夜勤をしなければいけなかった。
何せ、この貨物船はくせモノで、この船の仕事が出来るのは2人しかいない。
おじさんの先輩が、1ヶ月担当したから僕もほとんどこの船を担当した。
安定剤飲みながら、夜勤監督として船に乗ると言う笑えない状況を甘受した。
それから、間もなくうつ病になるのだが、会社編はまた後で。
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