第4話
「なぁ、お前が学校一強いプレイヤーか?俺…強くなりたいんだ、だから…俺と戦ってくれ!」
「えぇ…そこまでかしこまらなくていいのに…一戦するだけでしょ?いいよ」
あれから2日、俺は学校で一番強いプレイヤーとして一目置かれている
今回は…【ポイズン】でも使うか
ポイズンはデッキ破壊テーマであり効果ダメージの【ヴェノム】と勘違いされやすいテーマだ
因みに【ポイズン】を採用した元Tier1デッキもあるが今回は純正の【ポイズン】デッキなのであんまり関係ない
「先行は…お前にやるとボロ負けするから俺な」
「まぁ…これくらいはいいハンデか」
「じゃあ俺は効果手札のメタルゴーレムを捨ててメタルスライ厶を特殊召喚さらにメタルスライムの効果でメタルゴブリンをサーチメタルゴブリンを召喚してメタルゴブリンの効果でメタルゴブリンをデッキから特殊召喚してターンエンド」
「おおー、まぁそんな悪くないんじゃない?じゃあ俺のターンドロー、バブルポイズンを発動、効果で
山札からポイズン魔法カードを一枚サーチして相手は山札から一枚破棄できる」
「…俺はメタルサーチャーを破棄し、墓地のメタルサーチャーの効果で山札からメタルカード、メタルゴーレムを手札に加える」
デッキ破壊にそんな事して良いのかな!?
…まぁまだデッキ破壊ってしらないっぽいけど
「俺はポイズンスピアを手札に加え、そのまま発動効果でお互いのデッキトップから1~3枚の間で任意に破棄する、山札を3枚破棄してくれ」
「くっ…」
あ、自分のミスに気づいたな
「俺も山札から3枚破棄する―!?破棄されたポイズンスネークの効果発動!?ポイズンスネークが破棄されると互いの山札の上から5枚破棄する…」
「その後墓地のポイズンプリーストククの効果で自分の墓地からポイズンキングスイを蘇生!」
「スイの効果で墓地のポイズンカードを2体まで山札に戻し、それと同じ数まで墓地からポイズンモンスターを蘇生する」
「ポイズンスネークとポイズンスピアを山札に戻しポイズンプリーストククとポイズンスライムを蘇生蘇生されたククの効果で山札から一枚カードを選んで破棄する!」
「山札からポイズンスネークを墓地に送る!これにより再度互いの山札の上から5枚破棄する!」
「その後蘇生されたポイズンスライムの効果で相手の山札の上から3枚を破棄する!」
「その後手札のポイズンサルベージで墓地のポイズンスネークを手札に回収、相手の山札の上から一枚を破棄する!」
「そして自分の手札を一枚捨て、山札を5枚破棄し場のポイズンモンスター3体を破壊しデスポイズンを発動」
「相手の山札の上から10枚を破棄する更に手札から捨てた墓地のポイズンスネークの効果で互いの山札の上から5枚を墓地に送りターンエンド」
「山札が…いや!山札はまだ残ってる!このターンで決められれば!」
「残念ながらそうはならない、お前の墓地に送られたメタルサーチャー2枚とメタルスクラッパー3枚の効果で山札から2枚サーチと3枚破棄してもらう」
「ってことはこのターンのドローが出来なくて俺の負けか…」
「そうなるな、ってかポイズンスピアでポイズンスネークが落ちるとかかなり上振れたんだけど…お前運悪いの?」
俺このデッキ前世ベースだからポイズンスネークは一枚しか無いはずなんだけど…
「…酷い」
「あっ…ごめん、お詫びに先行制圧できるような改造のコツ教えてあげるから許して…」
「先行制圧?」
「うん、先行で相手の行動を妨害して次のターンに相手を殺すありふれたデッキの事だよ」
「ありふれた…?」
「ありふれてる」
「だが、俺はこのデッキで…!」
「待て待て、そのデッキ、メタルだろ?抜きたくないカードを教えてくれメタルデッキのまま、先行制圧出来る様にしてやる」
「…っ!分かった、それと先生からの伝言だ」
「…?伝言?」
「ああ、あと一月以内に大会に出ないとそのサモンディスクは没収、だそうだ」
「…なにぃ!?遂に大会に出るしかないのか?」
「ああ、皆お前の強さに期待している、頑張れよ!」
…よし!ちょっとした大会で優勝して勝ち逃げ!
これで行こう!
ーーー
わぁぁぁぁぁぁぁ!!!
「第五十三回MSC優勝者は!なんと!馬路野小学校の小学生!佐門安堂だぁぁぁぁぁ!!!」
あれぇ…?
一般的な大会に参加したはずが本戦のトーナメントだけで10回も戦う事になったんだけど…
この大会って…実はかなりの大型大会なんじゃ…
いや、まさかな!ただのチャンピオンシップだし…
ん?MCSじゃなくてMSC?
おかしい…たしかマジサモチャンピオンシップでMCSだったはず…!
あ!?
もしかして…似た名前の大型大会かこれ!?
やべぇぞ!
多分これやらかしてる!
誰か助けて!
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