異世界で人生再スタートの私は絶好調です!
宮乃なの
第1話 消えてしまった私
あの日、私は━━━━━━
私は小さい頃から色々災難だった。いじめられたり、体罰だったりと被害に遭っていた。しかし私だけがいじめや体罰の被害に遭っていた。クラスメイトに私の味方何ていなかった。誰か一人ぐらいはいると思っていたが、誰一人としていなかった。私は毎日、鉛筆などで刺されていた。私は何をされようとなにも反撃をせず、ただ耐えてきた。
そんな私でもこの生活に嫌気がさした。俺は必要なものを持っていき、外に出た。
これはつまり、家出だ。私はすっかり変わっていた。もうこの世界に味方何ていないと思うぐらいに酷くなっていた。私は歩き回った。ひたすら歩き回ったのだ。体力何てものなんか気にならなくなるほどに歩いた。
もう何日経ったかわからない。私には、歩く体力はもう残っていなかった。
「私はこのまま存在がなくなってしまうのかな......」
私の目から涙がこぼれ落ちた。もうこの世界に未練はない。このまま、終わってしまおう。そんな時だった。私の目の前に誰かが現れたのだ。
私は意識が遠のきそうになっていたため姿を完全に見ることができなかった。
目の前にいる誰かが私に話し掛けている。しかし、私の耳にはうっすらとしか聞こえなかった。
『ーえ、ーなたここーなに━━━━━━━━
私は最後に「助けて......」と言い、私の意識は暗闇へと消え去った。
それから何分経ったのだろう?私は未だに暗闇の中にいる。
私は一体どうなったの?目の前に誰かいたけど誰だったんだろう?
次々と疑問が出てくる。そんなことを考えていると、声が聞こえてきた。
.........さい
段々と視界が明るくなっていく。私はついに目覚めると思い、嬉しくなった。
段々と声が聞こえ、何を言っているのかがわかる。
.....きてください
起きてください
完全に何を言っているのかがわかった。
ただ、私は起きれない。だって、意識がまだね?
そう思っていると.......
まだ起きないんだね.....じゃあ、刺激を与えれば起きるよね?
私がそれを聞くと、若干怖くなった。
そう思っているのもつかの間。
気付くと、目の前には女の子の顔が間近にあった。
女の子の顔が徐々に後ろに下がっていく。私は戸惑った。
だって、暗闇の中で聞こえた声では「刺激」という言葉があったため体にナイフでも刺されるのかた思っていたのに、体には傷一つなかったからだ。
私が起きたのに気がついたのか、急に私の手を握ってきた。私はさらに戸惑った。えっ!?何この少女いきなり手を握ってきたし......初対面の人にする行為ではないよ!.........たぶん.......
私がそんなことを考えていると、目の前にいる少女が話し掛けてきた。
「やっと起きた.......」
少女はどこか疲れているような様子だった。私はとりあえずここがどこか聞いた
「えぇっと、ここはどこですか?確か私は無くなったのでは?」
「ここはあなたがいた世界とは違う世界、つまり異世界だよ」
「い、異世界......?」
私は考えた。異世界って何......?説明を聞いたあたり、私がいた元々の世界とは別の世界のことだよね......
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