俺、モテすぎるから3股してみた

豊臣秀吉

第1話 高校デビュー

「あの…ひかるくんが、好きです!だから、つ、付き合ってください!」

俺、告白されてるっぽい?




ー入学式ー

「おい!ひかるー、おはよう!」

「おう!おはよう、お前はいつも元気だな。

話してるこっちが疲れるわー。」

「うっせーよ!早くクラス替え見っぞ!」

「はいはい」

こいつは、小学生からの親友、山田唯(やまだゆい)。

調子乗りの陽キャで、陰キャの頃もよく絡んでくれた唯一の友達だ。




ー教室ー

「てか!ひかるさー、イメチェンしてね?めっちゃかっこいいじゃん?」

「ま、まぁ、高校では青春してぇじゃん?だからちょっとイメチェンしてみたってだけ」

「おいおい!お前顔真っ赤だぞ!俺が褒めたからって照れんなよっ!」

「て、照れて、ねーしっ!」

「でもまぁ、確かにイメチェンしたからか知んねぇけど、女子の注目バカほど浴びてるぞ?今日中に誰か1人には告白されるんじゃねーか?」

「そ、それはさすがにねーだろ!」

そんなこと言いながら俺は期待していた。

それからしばらく唯と話していると、

「あ、あの、ひかるくんちょっと時間いいですか?」

1人の女子から声をかけられた。

「う、うん、わかった」



ー屋上ー

「で、どうしたの?」

「あの…ひかるくんが、好きです!だから、つ、付き合ってください!」

俺は正直びっくりした。

あんな暗かった俺がこんな美人に告白されるとは思わなかった。

今日初めてあって、今初めて話したため、どんな人かは分からなかったが、俺は、

「うん、いいよ。付き合おう」

と返事をした。

だが、これからあんな修羅場が怒ることは誰も知らなかった…

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