私のラビット君3

みゅー

春…

〈ハルト視点〉









祖父「今日からまた学校だったな?」





ハルト「うん、今日はバイトないし夕飯までには帰るよ」






玄関で靴を履いていると畑から戻って来た

じーちゃんが声をかあけてきた







祖父「アレもそろそろだったぞ?笑」





ハルト「ホント?じゃー休みの日に採ろうかな」





祖父「また持っていくんのか?笑」





ハルト「うん…笑」






「行って来ます」と玄関を出て

学校へと行くと既に来て座っている

友樹達に「早いな」と言って近づいて行った







コウ「お前バイトの日数減らさねーの?」






ハルト「減らしたいけどほぼタメだから

  俺だけ減らしますは無理だろな?笑」






サトル「新しいバイト雇ってもらえよ」






ハルト「一応店長に相談してるよ」






下の自販機で買った缶コーヒーを飲んでいると

俊が「一口くれよ」と言い手を伸ばしてきた






ハルト「全部やるよ」





シュン「ん?・・・何でアイスコーヒーなんだよ」





ハルト「走ってきたら喉乾いたんだよ!笑

  でもなんか寒くなってきたからやるよ」





シュン「今日肌寒いからな」





サトル「でも今の時期アイスとホット悩むかもね?」





コウ「昔は紙パックの甘いやつ飲んでたのにな?笑」





ユウキ「俺らも歳とってるって事だよ!笑」







友樹の言葉を聞いてホントだなと

思いながら窓の外へと目を向けて

大学の敷地の端に見えている桜の木は

開花のシーズンを少し過ぎてチラホラと

緑の葉の間にまだ少し残っている桜の花があった…







( ねぇ、ヒナ…俺大学4年生になったよ… )










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