桜の木の下には

ハナミ

第1話ヒラヒラ

ふふふ

この唐揚げ美味しい

ありがとうございます

先輩ビールどうぞ

ありがとうな

楽しい言葉が今年も私の木の根に栄養になる

毎年会いに来てくれる

楽しい話を

時々

美味しいお酒を零したのは、美味しく頂く

幸せそうに笑う姿

桜の精霊も舞う

花びらを

落とすと

わぁー綺麗

花見酒

私の花を塩漬けにして、桜茶や和菓子に

ここの人間達は

本当に

私を楽しい気分にさせてくれる

そして

夜桜は

恋の時間が多い

静香に囁かれる言霊

私の木の根に、情緒を教えてくれる

マナーが悪い人間以上に、私を大切にしてくれる

人間

人間は2面生を持つが

本当の悪人はいないというが

いる

これは間違いない

所詮

私の体の下には死体が埋まっていると

言うが

動物達が眠っている

何も血を吸ったりしない

こうやって楽しい言葉

別れ

色んなものを見て天に昇る

だから

私としては

人間は好きであり

嫌いである

人間は見られてないと、残酷な事をする人間がいるが

ミテイル

悲鳴を

キイテイル

私はその顔を忘れない

周りも

桜の花びらは幸せと悲しみとで色づいている

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桜の木の下には ハナミ @muneta

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