第327話 同じ音なのに…
ついこの間まで花火が盛んにあがっていた。
さほどに興味は無いので、うるさいな…くらいにしか思っていなかった。
今日、観てもいない報道番組を垂れ流していたTVから、花火の音が聴こえた。
この時期でも、どこかで花火が…。
目をTVに向けると、私が聴いた音は花火ではなかった。
「ミサイル…」
外国の空爆の音であった。
同じような音なのに…。
まるで意味は違う音。
アナウンサーが繰り返す『報復』『報復』…と。
争わせ命と血を欲する神なら、いなくていい。
他教徒は滅ぼさなくてはならないのか?
「隣人を愛せ…」
そう…神より、貴方の隣の人を愛せればいいのに…。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます