第277話 蚊の比じゃねぇな

 ショッピングセンターでブラブラしていた。

 映画の開始時間を間違えてチケットを購入したのだ。

「2時間…何をしていればいいのやら?」

 平日の昼間、田舎のショッピングセンターなどスカスカなのだ。


 そんなスカスカな店内で僕に寄って来るものがいる。

 献血の誘いである。

 メッチャ来るやん…。


「どんだけ血に飢えてるんだ…」

 デブだからって余っているわけではないのだよ。

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