第220話 逆行するのかな

 製造業に努めている。

 営業であり購買である。

 つまり顧客の窓口であり、供給先の窓口でもある。

 情報は大切なのだ。

 そんな仕事に追われているなかで、ふと感じることがある。


「時代は逆行しているのではないか?」


 時代はエコである。

 エコとは何か?

 環境を考えること? 資源を使わないこと?

 ソレは便利の逆ではないか…。


 便利を手放せるのか?


 例えば、昭和の中期頃に僕は戻れるのか?


 部屋を見回せば生きるに必要のないものばかりだ。

 生きるという事は無駄を愉しむことなんじゃないだろうか?


 ただ生きるだけを求めるのかな?

 それって進化や進歩を止めるってことなのか?


 それとも…便利や無駄を追い求めつつ環境も考える。

 難しい。

 そしてきっと…コストがかかることなのだ。

 お金をかけて…。

 結局、貧しい時代に戻るためにお金を使っている。

 なんか仕事をしているとそんな気になるのだ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る