あとがき風雑記まとめ

１．とりあえずの完結

※この記事は2022年2月1日に公開されたものを転載しています。あらかじめご了承ください。

　と、言う訳で、「史上最低のラブコメ」でした。でした、とは言っていますが、既に後２話の予約投稿が済んでいるため、話自体はまだ続いていく予定ですのでよろしくお願いいたします。

　これを書いているのはまだ、該当の話まで連載が終わっていない段階なので、反響は分かりませんが、まあ賛否はあるだろうなぁと覚悟しています。

　と、いうか、なんなら途中の段階でも、過去イチキャラクターの行動に対する感情的な意見が多かったですからね……

　はるかにＰＶ数の多い「百合カップルを眺めるモブになりたかっただけなのに。」ですら、そういうコメントは少なかった（無かったかも）っていうくらいなので、それくらいこの作品がある意味で問題作なのはひしひしと感じていましたし、なんなら自分でも思ってました。問題児だなぁと。

　本作について語る上で、ちょっと遡って「何故書きはじめたか」ということから。

　本作は元々、カクヨム公式ツイッターが出した「人気ジャンルの変遷」を見てから思いついた作品です。

　その変遷で、自分のイメージよりも「寝取り」というジャンルが強くて、「え、そんな人気なの？」という感想を抱いたのがきっかけ、だったりします。

　あくまで個人的な認識ですが、所謂１８禁ジャンルにおける「寝取り」は、全年齢の作品との親和性が非常に悪いと思っています。

　あの手の作品は概ね「純粋無垢なカップルのうち、彼女の方が何らかの形で脅されて、チャラいけど、セックスは上手い男に快楽で寝取られる」というのが基本筋で、それをライトノベルとか、その手の全年齢作品に落とし込もうとすると、色々なハードルが生じてしまいます。

　じゃあ、そのあたりをどういう風に解消しているのかなぁと思ってジャンルで検索して、新着順にざっと見ていくと、概ね、所謂「ざまぁ」に近いシナリオ形態で、早い話が「嫌いなアイツから、可愛い子を寝取る」みたいな動きをする作品が多いように見られました。

　その手の作品は色々と問題があるわけですが、一番の問題は「シナリオに持続性がないこと」で、端的に言えば「寝取ったら話が終わっちゃう」という部分にどうしてもアキレス腱を抱えてしまう。

　その先を書くのは面白くならないわけだから、当然書いていても面白くならないだろう、ということで、「じゃあ自分が面白いと思う寝取りジャンルの全年齢ラブコメってなんだろう」という考えから出てきたのが「共闘する寝取り計画」なのです。