1.二章完結

※この記事は2021年12月14日に公開されたものを転載しています。あらかじめご了承ください。


 というわけで、「百合カップルを眺めるモブになりたかっただけなのに。」二章なのでした。


 前回の雑記で書いているとおり、この「章」という切り方は割とライトノベルの1巻2巻というイメージで考えてつくっているものなので、要するに2巻の終わりって感じです。1クールアニメで言うならばちょうど折り返しか、終盤に差し掛かったか。その辺。


 ちょっと振り返ると、一章に関しては割と自分の中でも迷いながら進んだ、というところがありました。


 作品の目指す地点も割と二転三転していますし、序盤にあった軽めのラブコメみたいなタッチは後半に進んでいくにつれてなくなっていったりと、そのあたりの「統一感」は割となかったかなぁと思うのです。


 それは一章ということもあって「どこまでだったらついてきてくれるかな?」という不安感もあっての執筆だったという部分が大きくて、言ってしまえば割と「反応を気にしながら」書いた側面もあったのが一章です。


 受け狙いという言い方はあれですが「風呂回」は割と「入れとかないとダレるかなぁ」と思って入れたものだったりします。


 本当は短編とかでがっつり踏み込んで、エロも挟んだお風呂回が書きたかったりします。それをやると話のテンポに影響が出るのでやりませんが。


 話を戻します。


 二章は割と「好きにやった話」です。


 正直「響かない人もいる前提」で話を書きました。後でまた少し触れることになるとは思いますが、華ちゃんの性別をばらすという展開は「こんなに早く出すつもりはなかった」というのが正直なところです。


 こんなに早くという表現で分かって貰えると思いますが、一章を書いている段階からいつかはやるつもりだったプロセスでもあります。


 百合作品のような雰囲気が強いですし、実際その色も入ってはいるのですが、本作の根っこは実に純粋なラブコメなんだと思います。

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