005 鬼さんどちら【2月3日節分の日】
山の向こうには鬼婆が住んでいる。
若い娘を攫って食べてしまうという。
攫われた娘たちは誰一人戻ってこず、みな食べられてしまったのだろうと、村人たちは涙した。
そこで一人の少年が立ち上がる。
このままでは村に娘が一人もいなくなってしまう。
若い娘がいなくなれば村に子供が生まれなくなりそのまま滅んでしまうだろう。
少年は鬼婆の棲み家へと向かった。
噂に聞く鬼婆は恐ろしく、少年は恐怖に負けそうになったが勇気を振り絞り、乗り込んだ。
そこでは若い娘たちが勉学に励み、働いていた。
「古い価値観の村にいては未来がない。ここで学び、都会へ行く」
娘たちは未来への希望に満ち溢れて眩しかった。
少年は村に戻らず自分も学ぶことにした。
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