奏でる、カナデ

ひつじちゃん☁

第1話

みなさんこんにちは!

ひつじちゃんです!

この作品は、私が初めてこのサイトで投稿する作品です(*^^*)

まあ色々変なとことか、「わかりにくっ...・ω・」みたいなとこも

あると思いますが...まあそれも人生だかんね?(?)

そんなこんなで、温かい目で見ていただけると幸いです!

それではっ

すたーと!






2030年、AIの技術が大幅に進歩し、日本人の多くがAIに職場を奪われた。

政府は、AIの知能に日本人の平均知能が追いつくように、沢山の政策を打ち出した。

小学校の8年制、大学の義務化、職場体験の強要など、将来AIに負けない人材を作り出す為に、教育に最大限の価値を置いた。そんな様々な制度の1つに、こんな制作が出来た。


「音楽、ダンス、演劇、及び芸術等の勉強の妨げになる活動を一切禁止する。」



この制度により、街、市、国中から活気が消えた。日本国内に一切の芸術が取り入れられないようにしたのである。テレビのCMもBGMがなくなり、多種多様な表現が制限された。

大勢の若者が集まる場だった渋谷は、今やサラリーマンの通勤経路でしかなくなり、

仕事が休みの日にも趣味にいそしむことがなくなり、時間ができれば勉強をして新たな知識を蓄えるようになった。テレビをつければ政治、ニュース、株。バラエティー番組でお茶の間を笑わせていた人気芸能人も、今では政治番組で硬い意見を述べている。

当然、この制度が打ち出された当時は日本各地で反乱やデモが起こった。

CD会社やダンサー、画家や歌手、とにかく芸術関連の仕事が全て、廃業に追い込まれたからである。毎日渋谷の街でデモが起こった。有名歌手や芸能人もその活動に参加した。

だが、それらのデモも全て、政府の警備隊、さらに自衛隊も派遣し、反抗を鎮圧させようとした。一時期1日あたりのデモによる死者・重傷者は300人を超えた。

また、野党や企業さえも、賄賂や政府側からの脅しにより、だんだんと政府に抵抗できなくなっていた。そうして日本国は、輝きを失ってしまったのである。



14年後:現在

今となっては、もうだれも芸術に触れることなく生きるようになっていた。

一時期自殺者が1日に10000人を超えることもあったが、今はもう、生きる希望も死ぬ勇気もなく、人々はただ洗脳されたロボットのように一生を過ごしていた。



 が、、、




彼女は、、彼女はただ1人、曇り空の中にかすかに輝く、光を探していた。

これは、後に日本の本来の姿を取り戻すきっかけとなる彼女の、成長の物語である。

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