第3話 先生、今日はずる休みします!
今は懐かしい入園したての年少の頃のお話。
朝、園バスを見ると泣き始める息子。
『今日もお休みの連絡しないといけないの?』
ちょっと憂鬱になったワタクシ。
3つ年上の娘の時は同じバス停の先輩お兄ちゃんが一緒に園バスに乗ってくれたので、すぐに問題解決した。
でも、息子の時は、たった一人。同じ手が使えない。
『取り合えず今日!今日はどう乗り切ろう・・・。制服を着させて、バス停まで行けばなんとかなるよね?』
グズる息子に時間をかけて制服を着させた。
その間に
『イチ君ね、今日は幼稚園行かないの』
と何回聞いただろう・・・。
ついつい
『幼稚園のバスの先生に「今日は幼稚園をお休みします」
って自分で言えたらお休みしてもいいけど』
と、意地悪な返事をしてしまった。
ところが、息子は急に元気な足取りで指定のバス停に行くと、
バスから降りてきた先生に、事も無げにはっきりと伝えた
『先生!今日幼稚園をズル休みします!』
・・・まさか本当に先生に言うとは・・・・
この作戦は、たったの1回で禁じ手となった。
その後、毎日車で送り届ける作戦に変更。
『車で行くのスキ~』
うそーん。バスが嫌いだっただけ?
あっさりと問題解決した。
ー完ー
【m116→23→Ⅱ3】
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