『文体の舵をとれ ル=グウィンの小説教室』で小説練習

ねじまき

第一章 「自分の文のひびき」 練習問題①

 練習問題① 文はうきうきと

 問1:1段落~1ページで、声に出して読むための語り(ナラティヴ)の文を書いてみよう。その際、オノマトペ、頭韻、繰り返し表現、リズムの効果、造語や自作の名称、方言など、ひびきとして効果があるものは何でも好きに使っていい

 ――ただし脚韻や韻律は使用不可。

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  そんなことありますのん、

 あれだけ言うたのに、またやったって?

 あんだけ内股は気ィつけぇいうたのに、

 あっさりこかされやがって。

 これもばたーん、ゆういつもの下手くそな受け身しやがってなぁ。

 まー大将はあいつにやさしいしとうけど、

 もう周りのわてらはたまりまへんで。

 次やったらどついたるぞ、ていうてもう三度目やけど、

 手ぇあげたらパワハラパワハラうるさいしなぁ。

 そのくせアイツは試合のあと呑気にアイス食うとうし。

 どないなっとんねん!

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 お手本が南部訛りな感じだったので、 

”語り” と聞いてまず頭に浮かんだのは

大阪弁のどぎついおっちゃん。

「怒り」はリズムがあってテンポよく読めますよね。

冒頭は「あ」で3行揃えて入りやすくしたり、

短いながらも少し工夫はしました。


社会人スポーツのちょっとガチ目な柔道部の中に、

ひとりだけ下手っぴがいるという設定をふと思いついたので、

文章の練習にはいいかな、と思い切って書いてみました。笑


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