【 んっ? 】
「うん~ん、ふわぁ~」
彼が一度、布団の中で目いっぱい伸びをして、大きく口を開けて
目をゴシゴシと擦りながら、こっちを見た。
彼も服は着てなさそうだ……。
そして、一言……。
「母さん、おはよう」
(はっ?)
「母さん、昨日はありがとう」
(へっ? 母さん……? ありがとう……? 何……?)
「母さん、今日は休みだから、ふたりでゆっくりできるね」
タカヒロ君は、
そして、私の肩を抱き、
「きゃっ……、んん~……」
私は突然、口を
思わず彼の肩を何度も叩いた。
「ぷは~っ! な、な、どうして……。タカヒロ君……」
「えっ?」
彼は驚いた表情。
私も驚いている……。
だって……
だって……
生まれて初めてのキスだったから……。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます