第11話 お酒天国(2005年当時)
この世界にはお酒の国がある。お酒の天国がある。酒飲みのパラダイスがある。
それはミャンマー。
公式両替レートで大ボケをかましていようが
(公式:1$=450チャットほど。闇両替:1$=1150チャットほど)、
ミャンマー人が唾をはきまくる(かみたばこのせいか赤い唾なのよね)人々だろうが、
選挙に勝ったアウンサンスーチーさんが軟禁されていようが、
電力を制限されていようが、
ビザ取得に苦しんだ人がいようが、
ミャンマー初日で動けないほど体調を崩そうが、
電飾仏陀(仏陀の後光が電飾なのよね)が異様に見えようが、
観光地に外国人料金が設定されていようが、
外国へのネットメールが制限されていようが、
バスの逆側斜め前の席の女がはいた唾が風にあおられて逆側の窓際にいた私に通路側からかかるようなことがおころうが、
ミニバスで目的地を通り過ぎてしまおうが、
どうすればこんなにまずく味付けできるのかと疑うような料理が出てこようが、
この国は酒飲みの味方である。
生ビールが安い。瓶ビールは高い。
生のミャンマービアはくせがなくて飲みやすく、うまい。3杯で1$。
生のマンダレービアはちょっとくせがあるも慣れればうまい。4杯で1$。
ウィスキーはもっと安い。720mlで1$。文句無い味。black sea というウィスキーだった。
私がこの国で、お酒を飲み続けたことは、言うまでもない(イヤ、イワナイトワカンネェデスヨ!)。
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