第4話 ベトナム北部 ハロン湾
「海の桂林」と呼ばれるハロン湾はベトナムを代表する景勝地。
おだやかな水面に奇妙な形をした約2000の石灰岩の島が浮かび、島々を縫うように小さな帆船が行き交っている。
ハロンとは龍が降りるという意味。
以上、『メコンの国』による説明。
中国側の東興から陸路でベトナムに入国するときもいろいろあったが(東興でもいろいろあったが)、ベトナムではUSD(アメリカドル)が使えるとガイドブックにはあったにもかかわらず、田舎はそうではなかった。
バイクタクシーにはベトナム通貨が必要で、ベトナム入国後 すこし途方に暮れた。
なんとか通貨問題を解決し、ハロン湾行きのバスに乗った。
ハロン湾は世界遺産。遊覧船が出ていて、ここを訪れた者はほとんどがこれに乗るだろう。
私が訪れたときはオフシーズンのためか、街に観光客は少なかった。ホテルも値引きしてくれた。ものすごくきれいなホテルだった。10ドル。それでも遊覧船乗り場には各国の観光客でごったがえしていた。
夜、ビーチ付近で露店が出るが、人は非常に少なかった。すごい寂しい。さびれた雰囲気。ハノイからツアーで来る人が多いのだろうか。
美しい景観を船から愛で、ある島の鍾乳洞を見物。ホテルの受付嬢と仲良くなり楽しく滞在できた。
受付嬢の休日に彼女のバイクの後ろに乗せてもらい、マーケットに買い物に行き(とくになにも買ってない)、昼食をご馳走させられる。
バッファロー(水牛)の肉を初めて食し、そのかたさに驚いた。
「英語をもっと勉強したほうが良いわ」とか言われたが、とくに何もなく観光の一日を終え、感謝の意を示し別れたが、私は彼女に気に入られていたのだろうか…
そんなはずはない…
いや、あるわけがない(反語 笑)
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