保谷君、流行に乗ってしまう

川線・山線

第1話 初めに

2022年、SARS-CoV-2 オミクロン株によるCOVID-19が世界的に、そして日本国内でも爆発的に流行している。その中で、残念なことに保谷君も感染してしまった。


感染症の経過は人によって差が大きく、COVID-19も無症状~死亡まで、経過に大きな差があることがわかっている。


彼自身の症状を忘備録もかねて文章に残すことにした。これを書き始めた時点では有症状であり、今後どのように症状が推移するのか、予測はつかない。ほんの手すさびのつもりでも記載している。どのように症状が推移するのか、これを読んでくださる方がおられれば、幸いである。


彼自身の背景、基礎疾患(前作4編を読んでいただければ、参考となる)。

 20歳を契機に禁酒禁煙を始めた現在五十路のおっさん。今では差別発言となって放送できないであろうが、40年ほど前、小学生の頃にたまたま見たコメディ番組で歌われた(ビビディ・バビディ・ブゥのリズムで)「♪~女には モテないよ チビで ハゲで デブ~♪」(なぜか今でも心の傷になってしっかり覚えている)のとおり、チビで、デブで、最近明らかにハゲてきている。ただ単に自らの容姿を自嘲しているわけではなく、COVID-19重症化のリスクファクターである、肥満(BMI>30)と高血圧(降圧剤内服中)を有している。職業は自称総合内科医。本当はペテン師なのかもしれないと日々不安に襲われながら仕事をしている。その他の基礎疾患は、一時期精神的に崩れたことがあり(「保谷君、町のお医者さんとしてがんばる」を参照下さい)、それ以降、複数の向精神薬を内服中である。


医療従事者のため、ファイザー製のワクチンであるコミナティーを3回接種しているが、運がいいのか悪いのか、3回目の接種は感染暴露の4日前であった。。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る