日本、異世界転移する ～日はまた極東より昇る～

歴史年表・世界観説明 1

本作は最近よくある、日本が国ごと異世界に転移する話です。

政治劇中心のつもり。

これを読んでおくと本作を理解しやすくなると思います。

世界観：この世界の日本の戦後の政治は保守系の自由党と革新系の民衆党の二大政党といくつかの小規模政党による政治が続いています。自由党が与党である時期が多く、物語開始の2022年時点で自由党が与党である期間は20年以上続いています。

基本的に過去の出来事は現実と大きく変わりません

2014年：自由党 天田内閣下で憲法で集団的自衛権が認められるとの政府見解。

2017年：アメリカ、大統領選挙にて単独行動主義外交を公約に、保守党 アンダーソン氏が大統領に当選。

2018年：アンダーソン政権が中東から相次いで軍を撤退。在日米軍も7割が撤退。

これを受けて、日本国内で防衛計画、自衛隊の装備を見直す議論が活発化するが一部装備が改良された程度に留まる。

2020年：インフルエンザに似た新型ウイルス感染症が世界的に大流行。

どの目的でも来日する外国人が著しく激減する。

2021年： 世界的に流行が収まり、日本では完全に鎮静化。

ただし、来日外国人の数は激減したまま。

緊急事態条項を憲法に付け加えるべきと主張する識者が増える。

天田総理が年齢による体調悪化を理由に辞職。

天田総理と親交の深かった嶋森 明夫が自由党総裁に選出され、嶋森内閣が誕生。

2022年：春に日本が異世界に転移。　本作開始