感性が残念になる映画視聴方法 3 『〇〇になっている』

『義務になっている』


「ブログのネタにするから、映画見なきゃ!」


 て思っている人だ。



 感想というのは、「にじみ出てくるもの」である。


 これは、どのエンタメでも言える。



「映画を見る」というのは「体験」だ。

「体験」があって、こみ上げてくる、感情を吐き出さずにはいられないから、「感想」になる。


 しかし、「感想」を書くために「経験」をしていると、ただの「義務」になってしまう。

 つまり、「作業化」してしまうのだ。


 これが怖いから、オレは「映画を仕事に」とかは考えていない。

 収益が入ったらいいなとは思っているが。

 


 たしかに、「感想を書くための経験」は、ブログなどを書くネタには困らないかもしれない。


 だが、順序が逆だ。


 心にずっと残るのは、「経験した感想」である。

「感想を書く経験」ではない。



 You Tubeで知った実験なのだが、

「義務付けることは、『悪い習慣を断ち切る』方法」

 として有効なのだという。


 どんなにスマホが好きな子どもだろうと、

「一日二時間、『必ずスマホを触り』なさい」

 と「命令」すると、子どもはスマホを触らなくなるという。


 それだけ、人間は「義務」を嫌うのだ。


 ようするに、あなたはわざわざ

「映画視聴を義務化することによって、映画を自分から嫌いになっている」

 可能性が高い。



■オススメ対策


『好奇心を優先する』


「映画を見たい」という感情は、「義務」からくるのではない。

「好奇心」からだ。



「うわ、この映画面白そう!」

「なんか、オレにとってすごく栄養になるかもしれない」


 と思って、見に行くのをオススメする。


 その上で「思っていたのと違う」というなら、仕方ないじゃないか。

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