感性が残念になる映画視聴方法 1 「〇〇しか信じない」
『自分の意見だけ信じている』
映画が面白くなかったとき、
「オレが気に食わないから駄作!」
という感想を持っていないだろうか?
映画を見ている人の大半は、ここまで発想を飛ばさない。
これは映画だけに限らない。
「ほぼ全てのエンタメ感想」
なんて、ほとんどこれだ。
「なにがいけないんだ? 自分の感性こそすべてだろうが!」
という気持ちはわかる。
ただ、
「そういった考えは、発信する前によく考えようぜ」
と言っている。
たいてい、こういう感想を言う人は
「あくまでも個人の感想なので」
という「注意書きが一文、抜けて」いる。
「結構長いこと活動しているから、オレのことくらい、わかるっしょ?」
と思っているのだ。
実際、そういう人は多い。
で、反論されて顔を真っ赤にする。たとえ知り合いだろうと。
オレも好きな作品をけなされると、ヤバイ時がある。
ネットなどの感想や返信などを見ても、ほとんどのアンチコメは
「あなたの好み・趣向をそんなに知らない人」
の意見である。
みんながみんな、あなたを知っている人ではない。
その反論的な感想にヤキモキして、また映画をつまらなく見てしまう。
双方楽しくないので、意見・反論を言ってくる他人は、
「よく知っている人でも、自分のすべてまでスキってわけじゃねえ」
て心に留めておこう。
それだけで、客観的になれる。
また、「他の映画解説者などは、この映画をどう評価しているのか」確認してみるといい。
自分が絶賛した映画なら「嫌っている人の意見」を見てみる。
苦手な映画なら、「絶賛している人の意見を」という感じ。
そうすることで、客観的な視点が手に入る。
自分が知らなかった魅力までわかり、映画を見直して新たな発見がある。
オレも『幸せのレシピ』とかは、正直内容が重すぎて、見ごたえがわからなかった。
しかし、精神科医の樺沢紫苑先生が本の中で映画を絶賛していて、視聴し直したくらいである。
「自分のやり方だけでやっている」と、ほぼ必ずといっていいほど「思考が頭打ち」する。
読書でもそうなのだが、自分の意見しか聞かない。
何が悪いのかまでをたいして分析せず、「決め打ち」っぽい意見がすごく多くなる。
絶賛でも批判でも。
ほんとうの意味で、映画を楽しんだことにはならない。
これは、ほぼすべてのエンタメ感想に当てはまる。
「なんか最近、映画が面白くないな」
と思ったら、思考が凝り固まっている可能性が高い。
積極的に、他人の意見を聞いてみよう。
吸収する程度でいい。迎合まではしなくていいので。
■オススメの対策
『同時視聴』
最近、動画配信サイトで行われている同時視聴などは、他人の考えなども学べるのでオススメ。
ワイワイ見られて、孤独を癒やせるのもいい。
ただし、一度見たことのある作品が望ましい。
未視聴だと、ネタバレをかます人も出てくるので。
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