史上最恐の皇帝、幼女と世直し旅に

ハーーナ殿下@コミカライズ連載中

第1話

(少し前回想)大陸の覇者を決める大決戦の最終局面。帝国の皇帝ボルツは帝国騎馬隊の戦闘を駆け、圧倒的な剣闘技で敵軍を蹴散らしていく。敵ばかりでなく味方からも冷酷な《鮮血仮面の覇王》は、勝利し大陸を平定するのであった。

(現在)大陸が平定されて一ヶ月後。皇帝ボルツは統合した辺境視察をしていた。そんな中、突然の豪雨が発生。竜の雄叫びのように落雷が、ボルツの乗る馬車を直撃。燃え上がる馬車は深い渓谷に落下してしまう。



皇帝直属部隊は必死の捜索をするが、焼け落ちた馬車と死体しか見つからなかった。参謀は皇帝死亡の事実を認め捜索を終了する。

捜索地から遠く離れた下流の岸で、ボルツは目を覚ます。リリアという5歳の少女が助けてくれたのだ。粗末な小屋で孤児な彼女の事情を聞いて、ボルツは恩返しを誓う。一介の剣士としてリリアの両親を探す旅に一緒に出ることになった。


内心で窮屈な帝位に辟易していたボルツは、自由な第二の人生の開幕を天に感謝。身分を隠しながら、天真爛漫なリリアとの旅に出る。まず向かう先は一番近い貿易都市。

道中で完全武装の二十人の盗賊団に襲われてしまう。だが無手でも圧倒的なボルツは一瞬で返り討ちに。賊から必要品を徴収しながら、治安が乱れている事実に気がつく。

そして到着した貿易都市の城門で、あり得ない賄賂を目にして更なる暗雲を予見する。



皇帝ボルツは仲間たちと多くの者たちを助けていく。最終的に大陸の平和を脅かす暗黒神の復活も阻止し、大陸に真なる平和を取り戻す。だがボルツは帝位には戻らず、新たなる世直しの旅に仲間と共に出発するのであった。



キャラ


・主人公:人生の全てを戦と権謀術数で過ごし、心が乾いていた三十代青年。純真無垢なリリアとの旅で、心の大事なモノを見つけていく。


・リリア:辺境の川沿いの小屋に一人で暮らしていた5歳の少女。顔も覚えていない両親との再会を望む



・皇帝ボルツを妄信的に慕う若き騎士:帝位に連れ戻そうと追いかけてくる。


・大陸東部でも名の知れた盗賊:主人公から完璧に財布をスったはずが、見事に看破され仕方がなく道案内役になる。世間知らずが多い元皇帝一向の中でのガイド役。

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