第4話 君と別れた日

「君と別れた日」


君と別れた日

二月の旅をキャンセルした

冬晴れの日曜日で

少しだけ春の気配がしていた


君と別れた日

去年の出会いを思い出した

桜色の夕暮れで

茜の雲を追いかけていた


いつも一緒にいた

ずっと君を考えていた

それだけで幸せで

毎日がときめいていた


君が見知らぬ人になる

僕も見知らぬ人になる

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