EP011 Happy birth day

週末の日曜日はジュンジュンの誕生日だ。

母親に相談したところTDLの特別チケットを渡された。

なんでもGWに宿泊した時にイベントでもらった特賞の商品だったらしい。

折角だから誘って見たらと言われた。

早速LI◯Eで誘って見る事にした。


     Fromジュンジュン

        

             ジュンジュン?


おー何か?


       あのさ、、、週末誕生日でしょ


うん!そうだけど


       お母さんからTDLのチケット

       もらったから行く?


行く!行く!

いつ?


           日曜日空いてるなら


超ー!空いてる

空きまくってる


           そお、空いてるのね

         じゃ8時に迎えに行くね


おけ!

8時な


         10時頃に入れるチケット


おけ!

楽しみだな


                そうだね

                じゃ


おう!


「ねぇお母さん〜」

「LI◯Eで確認したらジュンジュン行くってさ」


『レイ良かったじゃないデートするからにはお洒落しないとね』


「ちょっと待ってお母さん!」

「デートじゃないし」

「ジュンジュンだし」


『あらレイったらそんな事言って』

『ジュン君イケメンよ!』


「ずっと一緒だからそう言う感じじゃないから」


私は週末の日曜日まで

なんだか浮ついた感じで過ごした。

母親があんな事言うから、、、


「何着て行こう?」

「制服でいいかな?」


母親に相談すると制服は辞めなさいと言われた。

女の子友達と行くならいいけど男の子と行くなら私服にしなさいと言われた。


じゃあ、この前買ったやつでいいか


【レイコーデ】

supremeのパーカーBOXロゴ黒/ホワイト

黒のショートパンツ

インナーはロンTルーズシルエット/グレー

ドクターマーチンのサイドゴアブーツ/黒

スパイダー柄のソックス

supremeのニット帽/水色


母親は絶対スカートにしなさいと言うけど

乗り物乗ったりもするし

いちいち気になるから却下した。

まあ足を出してるからOKが出た?


グレゴリーリュックDAY PACKで

出かけると言うとダメ出しされた。

なんでそんな大きな物を担いで行くと言われsupremeのカメラバック/カーキにした。


これでハンドガンは持って行けなくなった。まあ夢の国で銃をぶっ放すのもどうかと思うからいいか…


前日まであーでも無いこーでも無いと

散々色々やってコーデが決まった。


明日のお出掛けを前に

なんだ眠れない、眠くない。

午前3時までゲームしてたら母親に早く寝なさいと叱られた。


だってなんだか眠れないと言ったら

母親はニコニコ笑いながらホットミルクを入れてくれた。

「ありがとう」

身体が温かくなり眠りにつけた。


朝洗面台の前

今日はプライベートなので

メガネは掛けません。

バッチリアイメイクして

グレーのカラコンを入れる。

いつもレイちゃんです。


母親がサイドを三つ編みにして

後ろの中央でクロスしてまとめた

ハーフアップにしてくれた。


朝ご飯のトーストを

しっかり食べて戦闘準備。


まずはジュンジュンを向かえに行って

先に誕生日プレゼントを渡そう!


「ジュンジュンおはよう!」


玄関を開けてジュンジュンが現る?

フリーズしている、、、


「おはよう?ジュンジュン、、、」


10秒ほど彼方の世界へ行って来た様だ。

おーなんかいつもと違うから驚いた。


「似合う?」


『うん、似合うよ』


「これ、はい!」

「ジュンジュンお誕生日おめでとう」

「この前母親とお買い物に行った時に

誕生日プレゼントを選んだんだよ」


『うぉーありがとう、マジか!』


レイからsupremeの袋を受け取り

ジュンジュンまたもやフリーズ…

若者達から絶大な支持を受ける

あのストリートブランドの袋に

ジュンジュンの動揺が隠せない。


レイは普段から割と

ストリート系ブランドのアイテムを

購入していて家でも良く着ているが

何せどこ行くにも制服姿だから

見る機会がほとんど無い。


このブランドはいつもお店には開店前に

行列が出来る事で有名だ。

母親も昔代官山の手摺りに座って並んだ口らしい。

母親のクローゼットには結構お宝がある。


ジュンジュンはとても喜んでくれた。

中を見ていいかと聞かれたから


「どうぞどうぞ」


ジュンジュンには

散々グレーと悩んで両方買って黒を渡す事にした。


グレーは母親が朝着ていた。 


supremeのパーカーBOXロゴ黒/黒

supremeのニット帽/黒色


ジュンジュンは直ぐ汚すし

いつもヘンテコなトレーナー着ているから

たまにはクールな感じで選びました。


『マジか?』

『マジでか?』

『コレ!』

『超ーうれしいよ。』

『ありがとう!』

『今着替えて来る』


「あーー!」

「ジュンジュンそれだと…」

「お揃いコーデになってしま…」


全部言い終わる前にもう居なかった。


5分程して

お揃いコーデのジュンジュンが現れた。


『どう?どう?』


グイグイ来るから

少し避けながら似合うよ…

かっこいいよといなした。


【ジュンジュンコーデ】

supremeのパーカーBOXロゴ黒/ブラック

グラミチショートパンツ/チャコールグレー

インナーロンT/ホワイト

VANSオールドスクール/黒

ソックス黒

supremeのニット帽/黒色


コレは完全に双子コーデしてしまっている。


サイズもピッタリね。

分かったから着替えて来ていいよと言うと


『大丈夫!コレで』

『気に入ったから』


「じゃ私着替えて来る…」


『レイちょっと待った!』

『いいじゃん!幼馴染なんだからさ』

『TDLでしょコレの方が映えるからさ』


一体何処に向かって映えるのか君は?と

思いながら振り返ると

ゴミ捨てに出て来た母親を入れて三つ子コーデになってしまった。


母親は

『あら?ごめんなさい…』


白々しい。


恥ずかしくなって

ジュンジュンの袖を引っ張り駅に向かった。


ジュンジュンは

『レイのお母さんおはよう御座います』

『チケットありがとうございます。』


『お母さんもお揃いですね』

と大きな声で言うかケツを蹴っ飛ばしてやった。


「ジュンジュン早く行くよ!」


駅に着くと

日曜日でも通勤の人がそこそこ居て

双子コーデは恥ずかしくてしょうがない。


さっきからジュンジュンはスマホで

何に乗るとか此処に行きたいとか

言っているが全く入って来ない。


新木場駅まで来るとちらほらTDLに行く人が増え。

コスプレやコーデの若者も増え少し落ち着いた。


そうだガムを食べて落ちつこう。


ジュンジュンが手を出したから一粒あげた。


私の部屋で分かる通りかわいいキャラとかにはあまり響かない。

しかしパーク内の雰囲気とかは好きだ。


アトラクションはジュンジュンにお任せして

いるスタンバイパスで予約したりするらしい。


午前中にいくつかコースター系に乗ってショップを覗いたりお茶をした。

なんでもお土産は早めに買ってロッカーに預けるらしい。


ジュンシスターに頼まれたお土産を一緒に探し購入。

自分も行きたいと相当ご寝られたらしい。


私の事をお姉ちゃんと呼んでイチャついて来るジュンシスターはかわいいから今度はジュンシスターと一緒に行こう。


お昼はゆっくりとレストランで食べて、バースデーケーキを頼んでキャストからお誕生日を祝ってもらって照れていた。

面白いから動画に撮って後でジュンママ、ジュンシスターに見せようと思った。


午前中にたくさん撮った写真を見ながら2人でやいのやいの言い合った。


午後もたくさんエリアを周り予約したアトラクションも全て楽しんだ。


実際パークに来るとなんだかんだで楽しかった。


夕方18時頃までパークを楽しんで帰った。

はしゃいでいたのかジュンジュンは帰りの電車で私の肩に寄り掛かりぐっすり寝ていた。


明日からはまた学校だ。

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