EP010 流れ続く空と日々の狭間で
また今日1日がいつもと同じに始まる、、、
自分に起きた出来事は誰も知らない、、、
皆、何も知らない、、、朝の清らかな風が頬をつたう、、、
スキルを授けた者は何を望む、、、
世間の生きづらさに迷っていた私の言葉が届いたのか、、、
言葉で説明する事は単純だけど理解が難しい、、、
目指す明日の姿が見えない、、、
ただ気持ちは最高だ、、、
わかっていたって諦めきれない
心の奥はまだ燃えていて、、、
ベッドホンから流れる音楽と
今の自分がリンクして感情移入する。
歌詞が今の自分に置き換わる。
学校の授業が戻って来た。
いつもと同じ通学風景がある日常が戻りつつある。
遅れ気味の授業を取り戻すかの様に
テキストが早く進む。
教室での集中力が持たない。
放課後にならないかなぁ
早く試し撃ちがしたい、、、
今日のお昼は
校庭の跳び箱タイヤの上で食べいる。
新しく購入したライフルスコープを覗きたいからだ。
教室の窓からライフルスコープで覗いていたらただの変態覗き魔だ。
何故?男共はご飯を食べて直ぐ
サッカーやら野球、バスケなど動き回る?
消化に良くないに決まっている。
きっと活力が有り余っているのだろう。
その1人にジュンジュンも入るが、、、
ライフルスコープcoin5枚、約50.000円するだけあるな。
かなり標的が見易い。
校庭を走り回る男共をターゲットに見立て
スコープを覗くレイ。
「うひゃ楽しい、、、」
変な声が出る。
出来れば授業もスコープ越しに受けたいくらいだ。
側から見たらおにぎりを咥えた
なんやら怪しい黒い棒を覗くJCだ。
少し危ない子?
サッカーボールが転がって来た。
『おーい!ボール蹴ってー』
転がるボールに合わせてレイが蹴る
無回転のシュートがネットを揺らす、、、
男共はフリーズしている。
「やばい…」
Levelレベルが上がり身体的数値が上がっていたのを忘れていた。
何も無かったかの様にそそくさと教室に戻る。
メガネを外してポニーテールだから誰も私だとは気が付かないだろう。
その後、あのおにぎりを咥えたかわいいポニーテールの子は誰か?男子の話題になったらしい。
レイは午後の授業中ずっとAWMのカラーリングを考えていた。
グリーンカーキーかデザートカラーそれとも見えないのだからサクラホワイトにするか悩んでる。
カラーリング変更はステータス画面上で出来る。coin3枚かかるので中々決定ボタンが押せないままさっきからカラーリング変更後サンプルを変更しながら悩んでる。
帰りのホームルームが終了した後
サクラホワイトに決定した。
早く現物が見たい、、、
放課後屋上の給水タンクに登って
屋上の他生徒や周りからの死角に入る。
AWMレイモデル/サクラホワイト。
漆喰の様なマッドな白に少しだけサクラの色がのる。
光の加減ではライトグレーにも見える。
所々のパーツがスモークグレーでツートンカラーリングになっている。
「かっこいい〜」
屋上から雷魔弾を離れた木の幹に打ち込んだ。
(バリィバリィ)
と言う音と共に幹にダーメジをつけた。
立て続けに全弾幹に撃ち込む、、、
(バリィ〜バリバリ、バリィ〜)
ターゲットを制圧するにはピッタリな弾丸だ。
AWMに新しく購入したライフルスコープと
フロントサイト、リアサイト、ハンドガード
フォアグリップ、グリップ、チークパッド、
バイポットを着けて見る。
これでよりライフルが自分の身体にフィットする感じがした。
アタッチメントは装着後は変更したカラーリングとバランスを取ったスモークグレーに変わった。
校庭の生徒達をスコープで覗くと
#Mission でもないのに
ターゲットマークが見える子が居る。
スマートウォッチを見るが
#Missionは届いていない。
ターゲットマーク/カラーは弾薬Yだ。
きっと思春期の若者特有の
不安、苦しみ、悲しみなんかを
人知れず抱えているのだろう。
多分私にもあるだろう。
ターゲットマーク…
彼らのターゲットマークは破壊しても
根本的な問題が解決されなければ
また発生するだろう。
気持ちの面では軽くなるかもしれないから
この際消しておこう。
【 #Target defeat、、、】
フリーターゲット撃破
Missionレベル1
Gain獲得
Experience point経験値:36P
獲得Coin/1×36
獲得Karma2×36
撃たれ生徒は一瞬動きを止めるが
何も無かったように直ぐに動き出した。
ドラッグショットや偏差射撃の練習になった。
「来週はジュンジュンの誕生日か〜」
いつプレゼントを渡そうか迷ってる。
「学校じゃ無理だしなぁ」
あいつ朝はいつも部活で早いから
私が起きれないしな。
「うーん…」
考え出すと面倒になって来たから
ブラックキャット配送便で送るか!
でも、やっぱり本人に直接渡そう。
通常は女の子友達が居れば
どうするか相談したり
間を取り持ってもらうのだけど、、、
ぼっち系にはそんな伝手は無い。
同じクラスなら簡単に話せるのに
あいつは3組、私は1組。
LI◯Eで呼び出したらサプライズ感無いし
あいつ直ぐにこっち来そうだから怖い。
帰ったら母親に相談しよう。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます