7.

「おはよ、湊、琉星」



「おはよう瑠夏」



「おはよ~」



教室には湊の幼なじみ須藤瑠夏(すどうるか)がいた。

瑠夏は親衛隊持ちのイケメンだ。


しかも湊に片想い中らしい。


この前瑠夏本人に相談された。

もうあれは萌えたよ、イケメンが顔を真っ赤にして湊の事を相談してくるんだよ?


湊って好きな人いるか?とかさ。


もう告白しちゃいなよYouって言ったら琉星って悩み事無さそうだなってサラッと言われた。

瑠夏って何気毒舌なんだなーと新たな一面を知った俺氏。


あ、そうそう瑠夏も俺が演技してるの知ってるよ~。



「おーいお前ら席つけ~転校生紹介するぞ~」



「キャー先生今日もカッコイイ!!」



「抱いて欲しい」



「転校生だって、イケメンかな?」



「王道転校生ktkr!!」



担任の先生が教室に入ってくるだけでカオス。


まぁ絵に書いたようなイケメンのホストだからね、騒ぎたくなる気持ちもわかる。


あー転校生同じクラスだったのか、爽やか委員長と一匹狼のイベントは成功してほしい切実に!!

それを自分の席からニヤニヤしてたい!!


未だに副会長のイベントは根に持ってるからね!?


てかこのクラスに同志がいるだと…是非とも仲良くしたい為俺も便乗しよう。



「ホスト教師受けがいいなぁ~」



シーーーーーン。



「あれ?」



俺がそんな事言った瞬間、騒がしかったクラスが一瞬で静かになった。


え、なんで笑怖いんだけども笑

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