なぜならば、そこに柔らかい肌があるから

バブみ道日丿宮組

お題:大好きな同性愛 制限時間:15分

なぜならば、そこに柔らかい肌があるから

 友だちを恋愛脳で見るのはどうなのだろうか。

 それが異性であれば、まだまともだと誰しもがいうだろう。その方が世間体的にもいいし、結婚までだってできるかもしれない。

 それでも、僕は同性が好きなのだ。結婚できなくたって、女の子といちゃいちゃしたい。くっつきたいし、性行為まで発展したい。

 女の子は柔らかそうな腰つき、飛び込みたくなる胸の谷間。そしてムチムチのふとももが特に好き。友だちが家に泊まりにくるたびに、一緒のお風呂、一緒のお布団までしてる。友だちはスキンシップだと思って、特にあれこれいってくることはない。胸を揉みすぎたり、おしりを触りすぎると、さすがに声が出てくるが、知っちゃこっちゃない。

 自分にはないものが相手にあるのだ。そこに興味が惹かれないわけがない。

 ちなみに男の子では満足できない。ないものは確かに股間についてる。その棒で女の子をひいひい言わせてみたいと思ったことはあるが、手術をしたとしてもそういった代用できない。男の子は男の子の興奮があって、女の子には女の子の興奮があるのだ。

 同性愛の利点があるとすれば、赤ちゃんができないことがあがる。まぁそれは欠点とも言えなくはないけれど、最悪養子をとるか、なんちゃら細胞で作り上げることができる。

 つまりは、男の子は必要ない。

 女の子だけで、世界を回すことができる。

 男の子ならただのデブで代用できる? それはないな。いい匂いがしないし、居心地のよい声色だって聞けやしない。

 だから、女の子だけの世界にしたい。

 神様にチート能力がもらえるなら、相手を女の子にする能力が欲しいって願うね。男の子もきっと女の子になったら、いっぱい興奮するんだろうし。

「……」

 そんなことを考えながら、授業を聞く。

 ノートには、友だちと繰り広げるはずの性行為が次々と浮かんでくる。もちろん黒板の内容は別にとってある。

 余白に何を書こうか人の勝手である。

「そこ、集中するように」

「はい、してます!」

 口端が上がってたのか、よほど酷い顔をしてたのか、教師から注意をされる。

 ノートに書いた内容を確認してくることはないだろうが、消しておこう。

 今日は友だちが泊まりにくるのだ。夜が楽しみ。エム族の友だちはイジるだけ興奮してしまう。一歩進んだ関係になるのもいいかもしれない。

 そうなると、棒状のグッズがお互いにさせれば、快感を共有できそうのだけど。

「……」

 そういったお店は、18歳未満お断り。制服で入ろうものならば、最悪警察を呼ばれるかもしれない。そうなってしまえば、学校で噂が広がり、僕の株が落ちる。元々高くはないが、触らせてくれる友だちがいなくなるのは嫌だ。

 ふにふにしたい。

 ノートに書いた妄想を消し終わる頃には、授業の終わりを告げる鐘が鳴り響くのであった。

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なぜならば、そこに柔らかい肌があるから バブみ道日丿宮組 @hinomiyariri

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