「老害」と蔑む時代

https://www.1101.com/watch/2019-06-03.html


 新書に「ボケ老人」の題名のやつがあったのには驚きましたよ。まあ正直、「カズレーザー大絶賛の2019年度新書大賞のベストセラー」である『ケーキが切れない不良少年たち』は、ただ障害を面白おかしく扱ったどうしようもない作品でしたがねぇ……。

 なんでもSNSでネタになる時代なのはあるんでしょうね。でも、

https://mobile.twitter.com/numakuro_kora

こうやって、人をあざ笑うようなことを続けるのは僕には良いと思えないんですが、ね。これ、キャラクターの姿を借りて現実の人をディスってるだけですからね。


 話をもとに戻しますが、僕は、確かにこの作品の最初の作品で書いたように、逃げ切り世代に対する納得いかない憎悪ともとれる感情は持ってますが、さすがに「老害」ではないんですよ。

 ウチの世代と同じ立場でものを話してくれりゃいいんですよ。へりくだられても、上からものを言われるのも、両方困る。


 まあ、困ることはあるもんですがね。ウチの世代とか、僕の両親の世代もそう思ってるんですが、銀行とか、郵便局の窓口でたむろされるのにはかなり迷惑していますが、ね。あと、電車内で電話するとか音出すとか。

 うーん……でも、もっとそういう冷たい目をしているのは、バイトやサラリーマンをする人々だと思います。クレームとか、遅延行為とか。本当に損害とか受けるから疲れていることでしょう。別に学生はロクに高齢者とは関わっていないのでそういう意味では。


 ですので老害と蔑むことが広まっている責任を全て若者に転嫁するのは違うと思います。まあ、その責任はウチの世代も負ってるのでしょうが。


 まあ、僕としても、思いやりある関係が築きたいですから、老害とかそういうのは違いますよ。

 こっちは紳士に向き合うから、そちらも紳士に、とは言わなくてはなりませんが。

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